丸の内GWミュージックフェスティバル2020 オンライン企画 アーカイブ公開

アーカイブ公開

感動のうちに終了した夢のオンライン音楽祭。アーカイブを公開しました!

開催レポート

5月のゴールデンウィークの風物詩として、街に音楽があふれ多くの人が訪れる丸の内エリア。今年はコロナウィルス感染拡大防止の観点から装いを変え、アーティストが「自宅」や「特設スタジオ」から参加する大型オンライン音楽祭として、2020年5月2日(土)~4日(月)の3日間開催されました。
延べ10万人以上の視聴者がライブ配信に「来場」、GWのおうち時間を音楽で楽しみました。

日程:2020年5月2日(土)~4日(月祝)
会場:オンライン
主催:三菱地所株式会社(丸の内ドットコム)
協力:一般社団法人全日本ピアノ指導者協会
おうちから生ライブ配信

アーティストが自宅から生ライブ配信に初挑戦。画面から音楽の力がダイレクトに伝わりました!

東海林茉奈
三好朝香
中川真耶加
水谷桃子
沢田蒼梧
黒木雪音・古海行子
黒木雪音・古海行子
山﨑亮汰
亀井聖矢
太田糸音
森本隼太
角野隼斗
水谷晃
小原孝
豪華ゲスト陣の音楽参加

みやぞん、ガチャピン・ムックのタンバリンとピアノ、人気YouTuberよみぃら豪華ゲストの皆さんが、ギターやピアノの演奏で楽しく元気の出るメッセージを届けました。

みやぞんギター一本で生ライブ配信!
ガチャピン・ムック&よみぃのデュオ共演!
よみぃYouTubeLive!
リモートアンサンブル

室内楽奏者たちがリモートアンサンブルで出演。リハをすることができない中、相手の気配や呼吸を想像しながらの演奏と編集には素晴らしい音楽の世界が再現されました。

ダブルリードとピアノの室内楽
浅原由香(ob)皆神陽太(fg)片山柊(p)
石原悠企(vn)梅村知世(p)
赤松林太郎(p)黒田亜樹(p)
収録映像の紹介

ピティナ特級や海外コンクール、ズーラシアンブラス、東京交響楽団から、貴重な映像を紹介。マシュー・ローの弾き歌いの収録動画も。

ズーラシアンブラス
マシュー・ロー
東京交響楽団
さまざまな企画

日替わりでゲストを招く「飯田有抄のトークコーナー」、そして、コラボ演奏動画を紹介する「Play with Cateen」コーナーでは、Cateen/角野隼斗が、笙・鍵盤ハーモニカ・フラメンコギターと共演、サプライズゲストも登場するなど3日間のレギュラーコーナーで視者を沸かせました。また、学校クラスコンサートをオンラインで再現、最後は、一般参加の「逢えてよかったね」合唱・合奏動画で締めくくられました。

おうちで遊ぼう_二子千草
長門裕幸(Naxos)
斎藤茂(OTTAVA)
福田成康(PTNA)
playwithcateen_中村華子(笙)
playwithcateen_吉田絵奈(鍵盤ハーモニカ)
playwithcateen_徳永兄弟(フラメンコギター)
サプライズで、みやぞんさんと共演
伊賀あゆみ(p)山口雅敏(p)
学校クラスコンサート「鉛筆連弾」
一般参加「逢えてよかったね」

YouTuberから初挑戦のLIVE配信まで、若手からベテランまで、ピアノ、室内楽、オーケストラまで、さまざまなジャンルの音楽がオンライン配信されました。

音楽の輝きを未来へとつなぐ試みの3日間となりました。

音楽のもつ輝きを、未来へとつなぐ試み

総合MC:飯田有抄

3日間に渡る「丸の内GWミュージックフェス2020」オンライン企画に、総合司会として携わらせていただき、誠にありがとうございました。次々と起こる名場面の数々に、胸が熱くなりっぱなしの3日間でした。

クラシック音楽の演奏家の方々は、幼少期より何百何千という時間を投下し、優れた演奏の力を磨き上げ続けておられます。彼らの緻密で繊細、かつダイナミックな熱演は、ここ数十年もの間、響きの計算され尽くした音楽専用ホールでの生演奏や、最新鋭の専門的な機材で時間をかけて収録されるなど、常に彼らの芸術と測りあえるほどの「ハイクオリティなもの」「完成度の高いもの」として、私たち受け手へと届けられてきました。

しかし、そうした取り組みが今、許されない状況にあります。誰も予想し得なかったこの事態は、今も収束していません。そうした先のまったく読めない中で、非常に迅速な決断力と熱い音楽愛をもった皆さんの手で、この丸の内オンライン企画が急遽制作・実現されることとなりました。これは、続いて欲しくはない現状の中での、ひとつの奇跡であり軌跡となり得たと思います。

若く将来あるピアニストの方々にとっては、インターネットという開かれた場において、自宅でお手持ちの機材のみでライブ配信を行うというのは、ある種のリスクをも伴うことです。ベテラン奏者の方々にとっても、「リモート・アンサンブル」の発信という、これまでにないスタイルでの表現に踏み出していただくことになりました。 しかし、そうした限られた状況下にあっても、一人一人が果敢に、大胆に、そして誠実に、鬼気迫るほど真剣に音楽する姿は、いずれも眩しく、尊いものであり、受け手の心に大きな感動を呼び覚ましてくださいました。それは間違いなく、理屈や言葉では捉え尽くせない、芸術のもたらす迫力そのものであったと思います。

「音楽のもつ輝きを、未来へとつなぐ試み」。
司会進行の言葉の中に、そんなひと言を入れさせていただきました。
皮肉にも、誰も望んでいない事態の中で、ひとつの伝統の継承の形が新たに生まれたようにも思っています。テクノロジーと人の創意工夫。音楽を通じた「新たな繋がり方」は、再びリアルな場で音楽文化を受け取れるようになった後も、別の形で展開していく可能性を秘めています。

素晴らしいパフォーマンスを見せてくださったアーティストの皆さん、チャレンジングな状況の中で最大限のコンテンツを作られた制作チームの皆さん、こうした取り組みを実現してくださった三菱地所さんとピティナさん、そして3日間、ご覧いただいた視聴者の皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、2020年現在の一般的なネット配信技術の限界までを駆使し、道無き道をどんどん進まれたビデオクラシックス代表の林浩史さんには、心からの敬意をお伝えしたいです。
皆さま本当に、ありがとうございました。

<技術レポート公開>

配信・編集:ビデオクラシックス 林浩史

今回の丸の内GWミュージックフェスティバル2020オンライン企画の影の立役者、配信・編集を担当した林氏からの渾身のレポート紹介します。「MCと出演者のライブトーク」「事前制作動画」「おうちからの生ライブ配信(リアルタイム・アンサンブル含む)」「リモートアンサンブル動画」を駆使した試みはどのように取り組まれたのか、丸の内ミュージックフェスの裏側に迫る、技術レポートを公開します。

技術レポート
全公演のレポートはこちら!
音楽コーナー
5/2(土)
5/3(日)
5/4(月・祝)
レギュラーコーナー
5/2(土)~5/4(月)
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