第46回入賞者記念コンサート 出演者Q&A
今年度の入賞者記念コンサートでも、出演者から出演者への質問を募集しました。 普段の練習方法から好きな食べ物まで、バラエティ豊かなQ&Aが集まりました!!ぜひご覧ください。
うまかっちゃん僕も大好きです。 九州の中でも僕の近所(北九州)はほんとにラーメンやうどん店の激戦区で、おいしいところがたくさんあります。そのなかでも特にイチオシの食べ物は、小倉名物肉うどんです。小倉の肉うどんは、牛のすじ肉や頬肉で作るのが特徴で、生姜やネギと合わせて食べる絶品の一品です。 そして、小倉に来た時にぜひ食べてほしいおやつが、小倉駅のそばにあるシロヤのオムレットです。これは何回食べても飽きないおいしさです。 その他にもオススメの食べ物があるので紹介します。
- 小倉駅のすぐそばにある通称地下天(ふじしま)
- 旦過市場にあるさばのぬかだき
- 山賊鍋(店名)
などです。 九州に来たらぜひ小倉に寄って食べてみてください!
質問をありがとうございます! 両親が友人とアマチュアバンドを組んでいて、町のイベントや施設を訪問して演奏しており、私は2歳頃からステージに上がっていたそうです。"気がついたらバンドメンバーだった"というのが音楽をはじめたきっかけになるかと思います。今は活動休止していますがボーカルとキーボードを担当しています! 活動を再開する事ができた際には是非、森さんも参加をお待ちしております!!
質問どうもありがとうございます。 毎日必ずしていることはハノンとピシュナです。ハノンはリズム練習、スケール、アルペジオです。その日によってリズムを変えたりしています。ピシュナは指の動きがとても活発になるので、私には合っています。 譜読みについては、コンクールがある時はあまり練習曲が進みませんが、普段は短期間で色々な曲に取り組んで進めています。毎回新しい曲を譜読みするときは、楽譜に書かれてあるアーティキュレーションもよく見るようにしています。私は譜読みが得意な方ではないので、頑張りたいです。
質問どうもありがとうございます。 普段は、自分の出す音をよく聴いて練習するようにしています。また、コンクールがあるときは、ホールで弾いていることをイメージして練習しています。毎回本番は緊張するので、無我夢中で弾いています。
川口さん質問ありがとうございます。そしてソロ、連弾とW受賞本当におめでとうございます。 先ずは直前のルーティーンですが、僕はいつもお守りをぎゅっと強く握りしめてからステージに出ます。そのお守りは練習の時にも大切に側に置いてあり、ずっと頑張ってきた過程を見てくれているようなお守りなので、いつもそれを握る事で"こんなにやってきたから大丈夫!あとは自分らしく弾こう!!"と自分に言い聞かせています(笑)。 勝負飯はありきたりですが、カツ丼です。もともとは母が始めたゲン担ぎですが(笑)。今ではぼくもこれを食べないとよし!やるぞ!と気合いが入らない気がします。 本番前についてですが、僕はテンションを上げると暴走するので(笑)、本番前は極力静かな場所で1人になって、ゆっくり気持ちを落ち着かせて曲に入り込めるようにイメージをしています。
今田さん質問ありがとうございます。 僕も練習は集中しきれていないなと感じることがありますが、そういう時は大抵、何をどうすれば良いか曲について理解出来ていないことが多いです。それが解決できると、ゲームの様に、アイテムを取りパワーアップして進んでいく感覚で集中して取り組めます。 あと僕は、練習方法や練習場所を変えてみたり、楽器を変えてみたり(グランドにこだわらず、電子ピアノで違う楽器の音で練習してみたり、祖父母の家のピアノを弾きに行ったりします)、気分転換をすると新鮮な気持ちで練習出来ます。鏡を横に置いて練習するのも良かったです(笑)。
コンクールで大切にしているのは、自分の音楽をさらに良くしようという意識です。聴いてくれる方の心に響く演奏を目指しています。 ピアノと勉強、委員会活動との両立はすごく大変でした。どれも中途半端で、整理できていなかったのでは…?と思っています。ToDoリストを書き、できるところから取り組んでいきました。
応援して下さりありがとうございます。 中学生になって小学生の頃より自由に使える時間が減り、その中で練習、勉強、リラックスする時間を思うように確保するのが難しいので、普段の勉強は学校の授業を集中して聞くようにしています。練習する曲が平日に全部出来ない時は休みの日にするようにしています。
いつも聴いて下さりありがとうございます。 緊張します。演奏前は少しでもコンディションを良くして演奏が出来るように、体や指先のストレッチをして冷やさないようにしています。
ドレスは、スカートに大きな広がりが出るものが好みです。広がりが少ないドレスには必ずパニエを入れたりしています。先日のピティナで着用したホルターネックタイプのドレスは肩に負担がなく、とても弾きやすくてお気に入りです。 髪型は特にこだわりはなく今はポニーテールやハーフアップにしていますが、将来的には下ろして弾いてみたいです。 稲葉詞美ちゃんの白のドレスもとっても可愛かったです。
ピアノを弾いていて辛いと感じる時はありますが、演奏を通して沢山の方と出会えたり、お話ししたりする事ができるので、それが私にとって大きな原動力となっています。また心揺さぶられる曲に出会えた時にピアノをやっていて良かったと感じます!
(大晴さんより)いつも緻密で豊かな音楽を奏でる森さんに質問していただいて光栄です。 僕たちは、譜読みからどう弾きたいか2人で話し合いながら練習します。イメージをなるべく共有できるように細かく区切ります。そうしているうちに、お互いのやりたい事がわかってきます。本番は呼吸を意識して演奏します。
私がオルガンを勉強するようになったきっかけは、これまでの作曲家の生い立ちに影響されたからです。現在に至るまでの偉大な作曲家にとって、オルガンとピアノ(またはチェンバロ)など、双方の楽器を演奏する事は至極当然のことでした。というのも、作曲に必要な和声感の習得、礼拝での演奏や即興演奏を目的としたからです。モーツァルトやベートーヴェンを始め、ピアノ作品を残した数多くの作曲家が教会のオルガニストを務めました。後にメンデルスゾーンや晩年のブラームス、フランクなどは双方に非常に重要な位置を占める作品を多数残し、後世に大きな影響を与えました。そのような理由から、私はピアノとオルガンの双方向から音楽を学ぶ事を決めました。
オルガンは鍵盤を押している間は音が持続されますが、それは和声感やポリフォニーを感じる事に優れており、それがピアノでの演奏において大きく反映されていると考えられます。他にも双方を学ぶ事により様々な知識が深まり、相乗効果をもたらしていると考えます。
オルガンの魅力は、やはり楽器そのものにあると思います。一度建造されると持ち運べないという事から、風土や空間を考慮した上で建造されます。そんな唯一無二のオルガンはその楽器でしか出せない音色を持ち、楽器に施された装飾などは当時の建造様式を感じさせるなど、非常に趣深いです。
また、多彩な音色を選ぶ事ができる点も魅力のひとつです。パイプの種類は様々あり、金属製や木製のストップ、オーボエやトランペットの音色を持つリード管、高次倍音を組み合わせたストップなどがあります。それらを効果的に組み合わせて、多様な音色を生み出します。
少しでもオルガン音楽に興味を持ってもらえたら幸いです。
ピアノは鍵盤と連続するハンマーを弦に打ち付ける事により発音する打弦機構、一方オルガンはふいごで風を作り、鍵盤を押すとパレット(弁)が開き、パイプに空気が流れて発音する仕組みであり、管楽器の構造と似ていますね。
そのためメカニックの観点から見ると、鍵盤の扱い方は同じ鍵盤楽器とはいえ、全く異なります。 伝統的なメカニカル・アクションの楽器では、風圧が鍵盤上で感じられ、押し下げる/引き上げるコントロールをするのが難しいです。双方の楽器を弾き分ける為には、耳で判断し、楽器の構造を踏まえた上で合理的に演奏する必要があります。
おすすめの曲は沢山ありますが、私のお気に入りはメンデルスゾーン作曲 オルガン・ソナタ 第4番 作品65です。非常に英雄的で華やかな曲調の作品です。
時代毎に趣味が異なると思いますので、他にも少しあげますと、バロック期の作曲家ではJ.S.バッハやブクステフーデ Dieterich Buxtehude (1637-1707)の諸作品、オーケストラのようなシンフォニックな響きを求めたフランス近代の作曲家ではフランク César Franck (1822-1890)、ギルマン Alexandre Guilmant (1837-1911)、ヴィドール Charles-Marie Widor (1844-1937)、デュプレ Marcel Dupré (1886-1971)などの作品が聴きやすいと思います。
ぜひ色々聴いてみて下さい。
ありがとうございます。 小さい頃に教えていただいていた先生が、曲を作り上げる時に毎回、その曲に「物語を作ろう!」「イメージして、楽譜に色を塗ってきてね!」などと言いながら、絵を見せてくださったり、音楽を聴かせてくださったりしました。そのおかげで、曲のイメージをするのが大好きで、音に色が見えたり、弾いていると、曲の物語が見えたりして、音色のイメージが湧くようになりました。 昔の楽譜を見ると、「ここでは、リスが散歩している途中に、だんだん晴れてきて、虹が出た後に、みんなでパーティをしてケーキを食べます。」など、たくさん書かれていて笑ったことがあります。すごくカラフルな楽譜が出てくることもあります。イメージすると、出したい音が決まることもあれば、曲の色彩感でここは絶対この音を出したい、と思うこともあります。今後も、音作りは大きな楽しみの一つなので、幅広い音色が出せるように追求して行きたいと思っています。
平瀬さんご質問ありがとうございます。 僕も鮭のおにぎりは大好きです。でも自分のおにぎりは「ゆかり」を混ぜ込んだおにぎりが多いです。
稲葉さんご質問ありがとうございます。 なかなか時間が取れないのですが、練習の合間には読書をしています。本当はもっと読みたいのですが、時間の確保に苦労しています。
お聴きくださりありがとうございました! 長い曲でもしっかりとした起承転結があり、楽譜をしっかり読むことで風景や物語が浮かんでくるので全く大変ではありません。秋田さんが大きくなって楽曲分析や和声を勉強すると、作曲家が楽譜の中にたくさんの情報をこめてくれているのがわかるかもしれません!
低学年のころは1日30分くらいだったと思います。とにかく好きな時に弾いて、飽きたらやめていた気がします。ピティナに初めて参加したのが3年生だったので、その頃は1日2時間程度の練習をしていました。小学5年生の終わりごろからはもっと多くの時間を費やしましたが、部活や生徒会などにも入り、ピアノ漬けという生活ではありませんでした。
必ず作曲家への敬意をもって演奏することを心がけています。「作曲家が残してくれた作品を弾かせていただいている」という気持ちを大切にして、作品のどこがどのように素晴らしいかを自分自身で明確に感じ取り、音で説明するつもりで演奏しています。
練習で行き詰まることはあります。自分の場合は視野が狭くなりがちなので、広い視点の風景写真を見たり、実際に自然の多い場所に行って視野を広げることがリフレッシュになっています。
ソロでも室内楽でもコンチェルトでも、「作曲家の理想とする音楽を追求する」という姿勢は変わりません。ただ、誰かと共演するということは、相手の考えている作曲家像も受け入れることになります。「あなたはこのフレーズをこう感じているのか!」といった発見や刺激が多く、そこから自分自身の作曲家や音楽に対する考えがより深まると思っているので、共演は自分にとってとても大切な機会です。
私は、音楽は『結果』だと思っています。作曲家たちにとって楽譜を書かずにはいられないほどの心が動かされる出来事があり、その気持ちが音として記録された結果、今演奏されているような素晴らしい音楽になったと考えています。つまり、音楽があって感動するというのは演奏者の視点で、作曲家の視点とは逆になっていると思うのです。 初めから音色を求めるのではなく、もっと根源的な「作曲家は、どのような感動をこの音楽にこめたのだろう」と考えることが音色を増やす近道かもしれません。
留学先の授業の一つに、「楽譜の情報を言葉にする」というものがありました。A3用紙2枚程度の短い楽曲の譜面を渡され、構造やモチーフの展開、和声、推測される作曲時代など、さまざまな視点から楽譜を見て情報をキャッチし、その作品の中でどのようなことが起きているかを文章にするという内容です。楽譜を細かく見るようになると得られる情報が多くなり、その結果楽譜を見ることがとても楽しくなりました。
ブラームス、好きな曲が多すぎて困りますが、、、1番好きな曲は『ドイツ・レクイエム』です。合唱とオーケストラの曲なので残念ながらピアノは登場しないのですが、作曲背景や歌詞も含め全てが好きです!
スイスに留学した理由ですが、高校1年の時に「自然が多そう」という単純な理由でスイスのマスタークラスを受けたことがきっかけでした。そこで出会った先生の演奏に衝撃を受け、高校を卒業したらすぐ留学しようと決心しました。
海外で学んで良かったこと、日本と違うと感じることは山のようにあります。自分が感じた違いのひとつは「ヨーロッパはBGMが少ない」ということです。駅の発車ベルやデパートなど、日本では何かにつけて音楽を流していますが、私が住んでいたチューリッヒではBGMをほとんど聴かず、ましてやクラシック音楽を無意味に垂れ流すということは全くありませんでした。細かい所ですが、日本とヨーロッパの人々の音楽に対する認知の違いが表れていると感じていました。そういった文化・気質の違いを感じ、自分の音楽に取り入れることができたことが、留学して良かったことのひとつです。
一般 3,500円/ピティナ会員・学生 3,000円
- チケットはe+のみの取り扱いです。
- 当日券のお支払いは現金のみとなります。
- 感染対策のため、ご連絡先をお伺いする場合がございます。
- 混雑防止のため、開演前に余裕をもってご来場ください。
- 3歳以下の乳幼児同伴の入場はご遠慮ください。