大谷内 映さん(Pre特級銀賞)~入賞者記念コンサート出演者インタビュー

第46回ピティナ・ピアノコンペティション
入賞者記念コンサート
出演者インタビュー
顔写真
19.大谷内 映[Pre特級 銀賞]
  • スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第9番 「黒ミサ」 Op.68
全国決勝大会の演奏

入賞者記念コンサートへのご出演おめでとうございます!今年度のコンペティションの思い出をお聞かせください。

ラウンドが進むにつれて緊張感が増す一方、今の自分にできる表現や会場の響きにより耳を傾けて、演奏する事が出来たかと思います。もちろん、自分の中で納得できなかった点は多々ありますが、先生方から頂いた講評を深く受け止め、更に高みを目指していこうと思います。

また、演奏時間が比較的長かった事もあり、第二次予選、全国大会でベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番 Op.110 を全楽章演奏する事にしました。偉大なソナタに挑む事、また全楽章を通して演奏する事で得られるものを実感する事ができたため、今後もこのように演奏できる機会を大切にしたいと思います。全国大会のコンチェルトでは精神的・肉体的な疲労感が募りましたが、第2ピアノを演奏して下さった金子淳先生の支えがあり、最後まで駆け抜ける事ができました。先生方には感謝の気持ちで一杯です。

全国大会のコンチェルト
第2ピアノを演奏して下さった金子淳先生の支え

いつか弾いてみたい、憧れの一曲はありますか。その理由はなんですか。

いつか弾いてみたい作品は、ショパン作曲『ポーランド民謡による大幻想曲 イ長調 作品13』です。資料によると、ショパンが残した2曲のコンチェルトをそれぞれ初演した際に演奏した作品のようです。

私はこの作品を最近知りましたが、曲中に見られる民謡や舞曲、豊かな叙情性がありながらも若さを感じさせる高度な技巧性など、非常に魅力的な作品だと感じました。

演奏する機会が少ない作品のため、機会があれば演奏したいと考えています。

好きな音楽家、憧れの音楽家はいますか。理由もお聞かせください。

憧れの音楽家は沢山いるので絞るのが難しいですが、1人挙げるとすればピアニストのアレクセイ・スルタノフでしょうか。彼の演奏の音源や映像を見た時、楽器のポテンシャルを最大限引き出す所や会場の聴衆を熱狂させる力、その類い稀なカリスマ性に惹かれました。ぜひ生で演奏を聴きたかったのですが、大きな病を患って2005年に35歳という若さで亡くなられてしまい、とても無念でなりません。

更なる高みに向かって
チケットお申込み<各部>

一般 3,500円/ピティナ会員・学生 3,000円

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