開催レポ:サンシャインシティ・イケピアコンサート2022【アーカイブ配信!】
シルバーウィークの9月18日(日)に、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)とサンシャインシティ主催「ピティナ・イケピアコンサート」が今年も開催されました。シルバーウィークの期間中、サンシャインシティ・ミュージックライブと題して、オーケストラの木管楽器・金管楽器、バレエ、など様々なジャンルの企画が行われる中、この日は「ピアノ」をテーマにお贈りしました。子どもたちも多数訪れ、にぎやかな中で自由に親子で音楽を楽しめるコンサートとなりました。
「音楽室にあった楽器はほんとうはこんなにおもしろい!」身近なあの楽器から、様々な音色が飛び出しました。バスリコーダーの暖かなメロディーから始まり、下中拓哉さんは数種類のリコーダーを駆使し、菅谷詩織さんも鍵盤ハーモニカを持ち変えながら「ハナミズキ」のしっとりとしたメロディーが広い空間に紡がれていきました。内藤晃さんの縦横無尽に活躍するピアノが全体をまとめあげ、これがあの楽器!?と驚く三者の超絶技巧が繰り広げられました。ホルスト:「木星」の圧倒の演奏と、動物の謝肉祭:フィナーレと大盛り上がりの第1ステージとなりました。
【プレミア公開 ※3曲抜粋】
- たくさんの方に足を止めていただいていて、とても嬉しいコンサートとなりました!(菅谷詩織)
クリスタルPianoコンクール入賞者5名による華麗なるポップスのステージが繰り広げられました。昔懐かしいディスコソングをノリノリで弾く小2の柴谷花音さん、世界中で人気のゲーム音楽をカッコよく弾きこなした小4の新城祥吾くん、アニメ『ピアノの森』の主人公になりきった小3の小林京慎くん、しっとりとしたジャズで噴水広場を大人な空間にした高2の山口陽大くん、グリッサンドから一気に陽気なSMAPの世界を展開した大3徳永唯良々さん、そしてそれらを華やかに彩ったパーカッショニストの冨岡春絵さん。休日の噴水広場がノリノリの笑顔で包まれました。
- 今日はご褒美のようなステージでした!
- 緊張しましたが、すごく楽しく本番を演奏することができました。
- ふと足を止めて聞いて頂けるような環境で、いろんな世代の方々が耳を傾けていらっしゃるのを感じ、幸せな時間を経験できて心の底から嬉しかったです。
- 「またこのような舞台で演奏して、年代を問わずたくさんの方々と音楽の楽しさを共有したい」と強く思いました。
2022特級グランプリの北村明日人さんが、ファイナル以降ピティナ初登場!アンサンブルの大好きな北村さんのアイディアで、7名のリトルピアニスト・ヴァイオリニストとの共演企画が実現しました。リハーサルでは子どもたちのいい所を生かした即興のアレンジも提案し、一人一人とのセッションを心から楽しんでいた北村さん。その様子に、憧れのグランプリとの共演に緊張していた子たちの心も演奏もどんどんほぐれ、最初の何倍も素敵な力が引き出されていました。本番では北村さんのソロで、子どもたちにも人気のモーツァルトのソナタと自作曲も披露されました。
【プレミア公開】
- 伴奏や共演が好きな自分と、ステージに立ちたい子どもたちと、音楽を楽しみたいお客様の全員が満足できる、理想的で充実した企画になって嬉しいです!(北村明日人)
- 特級グランプリの北村さんと一緒に演奏できるなんて夢のような経験でした。
- Youtubeなどで、今や超一流のピアノ演奏者の演奏やその雰囲気はいつでも気軽に拝見することができますが、その吸収密度が、今回のイベントでは圧倒的でした。
- 北村さんの粒の揃った音色のカッコよさの秘密を確認したかった娘は、間近で連弾することを通じて北村さんの「指先の使い方」や「呼吸の取り方」等を感じることができたようです。
- 北村さんと実際に会話をしコミュニケーションをとったからこそ、本番の北村さんとの連弾がさらに楽しくなったのだと思います。
- 伴奏も北村さんがアレンジを加えてくださり、おしゃれでそしてよりオーケストラ感があって子どもが表現をつけやすいよう工夫してくださって、大変贅沢な経験をさせていただきました。皆様にも北村さんのアレンジの凄さが伝わったらな!と思いました。
- 楽器の練習を頑張ったらこんな楽しい経験が出来る!と日々の練習のモチベーションが高まったようです。
- 連弾での駆け引きが面白くて、明日人さんからの合図をもらってから弾く、このような体験は生まれて初めてでした。
小・中・高校生の2022年度ピティナ・ピアノコンペティション上位入賞者たちが出演。小学3年生の天野薫さん(Jr.G級ベスト賞)はたゆたうように美しい響きの「ラヴェル:水の戯れ」を、中学3年生の深津天馬さん(G級銅賞)は「ブラームス:ラプソディー第1番」を堂々と演奏、得意の数学と音楽についても熱く語りました。高校2年生の長谷川美紀さん(Pre特級ベスト賞)の「グノー:ファウストのワルツ」は噴水広場全体がオペラの物語のように彩られ、高校3年生の稲葉詞美(Pre特級金賞)さんは「ブラームス:奇想曲」をしっとりと歌い上げ圧倒的な「ショパン:木枯らしのエチュード」で入賞者ステージを締めくくりました。観客席にはステージを終えた北村明日人さんの姿が・・・!聴衆として応援し終了後は入賞者同士のあたたかい交流が生まれていました。
【プレミア公開】
- とても緊張したけれど、聴いてくださる方々のために音楽を表現しようと思って演奏しました。たくさんの拍手をいただき、とても嬉しかったです。参加者の皆さんの演奏、とても素敵でした。一緒に写真も撮っていただき、いい思い出になりました!(天野薫)
- 普段はホールで本番をやっているので、それ以外の場所で演奏できる貴重な機会をいただきました。音があちこちに分散したり、周りのざわめきが聞こえたりしてホールとは違う新鮮な体験ができました。また、夏のコンペティションのときはあまりしゃべることができなかった入賞者の方々とも親交を深めることができて、とても楽しかったです!(深津天馬)
- お客様にピアノを聴いて頂き、コンクールで顔を合わせても、なかなかお話できる機会のない入賞者の皆様と交流できて、いつも切望している2つの機会を同時に叶えることができて、本当に嬉しかったです! (長谷川美紀)
- 自分が映し出されながら、縦にも横にも上にも音が飛んでいって、たくさんの人のざわめきの中から音が返ってくるというのが、さぐりさぐりで面白い感覚でした。コンクールとはちがう空間で出会えたみなさんと様々なお話ができて、とても楽しかったです!(稲葉詞美)
ピアノの他にがんばっていることがある子どもたちを代表して、将棋・硬筆・そろばん・囲碁・工作・野球・日本舞踊・チアダンスをがんばっている8名のキッズたちが登場。一生懸命に練習したら上手になるところ、練習したことを人前で披露することの楽しさなど、ピアノとの共通点もあるというお話も聞くことができました。ゲストの渡邊伽音さん(G級金賞)は、ミュージカルもがんばっているという可憐なトークとは対照的に、プロコフィエフの「悪魔的暗示」の圧倒的な響きでコンサートを締めくくってくれました。
- こんなに多くのお客様の前で演奏できる機会はなかなか無いので、素晴らしい企画だと思います!また、今回は、一般公募があったので、さらに盛り上がったように思います!噴水広場は、華やかなですし、結構ご存知の方も多く、たくさんの方に聴いていただく素晴らしいチャンスだと思いました!(渡邊伽音)
- 緊張したようですがとても楽しかったようで「開放的な空間でピアノを弾けてとても楽しかった!また、出たい!」と言っていました。
- ピアノ以外に頑張っていることがあるキッズというテーマがぴったりだと思い、応募させていただきました。
- 自身の活動を大型スクリーンに映して紹介していただけて、大変嬉しく、自信になったようです。
- 小さい頃よりよく知っているサンシャインの噴水広場で演奏できたのは、よい思い出になったことと思います。
日程 | 2022年9月18日(日) |
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会場 | サンシャインシティ 噴水広場(アルパB1)特設ステージ |
出演 | おんがくしつトリオステージ:菅谷詩織(鍵盤ハーモニカ)内藤晃(p)下中拓哉(リコーダー) クリスタルポップス・ステージ:柴谷花香(p)新城祥吾(p)小林京慎(p)山口陽(p)德永唯良々(p)冨岡春絵(パーカッション・カホン) グランプリ・ステージ:北村明日人(p)里村香音(p)伊藤咲(Vn)秋野智咲(p)足立弦(Vn)都築美渚(p)松島菫子(Vn)高橋陽菜子(p) 入賞者ステージ:天野薫(p)深津天馬(p)長谷川美紀(p)稲葉詞美(p) マルチキッズ・ステージ:太田蓮(p)尾上七菜(p)柿澤朱里(p)當眞あかり(p)村上丞(p)村井伶彩(p)坂本晴人(p)山本響斗(p)ゲスト:渡邊伽音(p) 総合司会:古橋果林 |
主催 | サンシャインシティ/一般社団法人全日本ピアノ指導者協会 |