第45回コンペ 入賞者記念コンサート 出演者インタビュー 石井来実さん
- スクリャービン:幻想曲 ロ短調 Op.28
今年度の コンペティションの思い出をお聞かせください。(嬉しかったこと、苦労したこと、お世話になった人 etc.)
実は当日朝から腹痛に襲われ苦しんでいたところに本番中ドレスの肩紐が外れるというトラブル…泣きっ面に蜂でしたが、度を超えると冷静になれるものだと知りました(笑)
今年度の演奏曲(課題曲)はどのようにして選ばれたのでしょうか。
とにかく自分の好きな曲を並べたら、図らずもニ長調、ニ短調だらけになってしまいました…。
いつか弾いてみたい、憧れの一曲はありますか。その理由はなんですか。
ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」です。 変奏の一つ一つがとても魅力的で、いろんな楽器と会話している感じが大好きです。
合唱をされているとのことですが、「歌うこと」と「弾くこと」についてなにか通ずるものであったり、あるいは「ここが違う!」と考えていることがあれば教えてください。
合唱もピアノもブレスが肝ではないかと思います。そのブレスもその場その場でいろいろな種類があって、それによって次のフレーズの表情をガラリと変える…理想のブレスは私の課題です。
入賞者記念コンサートへの意気込みを聞かせてください。
12年ぶりの入賞者記念コンサートです。その頃のA2級はまだA1級以上と一緒でした。まだ幼稚園生だった私は控室でグランプリの仲田みずほさんに遊んでいただいた記憶があります。とても優しくて、舞台ではキラキラされていて、あんなふうになりたいと憧れました。
思い出のレッスンはありますか。
初めての迫先生のレッスンは今まで経験したことがないくらい濃く目が回りそうになりました。迫先生はユーモアのセンスも抜群で、しかもテンポが速くて次から次へといつの間にかしごかれているんです。脳のキャパが足りず帰りにコンビニに駆け込んで飴を買ったことは今でも笑い話で、以来ラムネが常備薬となりました。
ピティナのコンペに出場されたきっかけは何だったのでしょうか。
年少の頃に姉についていって受け始めたのがきっかけです。それからはや十数年、毎年常連、皆勤賞(笑)おかげで夏休みの宿題の一環のようになっていて、作文の題材には事欠かなったです。
ご自身の長所・短所(伸ばしたいところ)をどう捉えていますか。
長所=究極のポジティブ思考、短所=楽天的にも程があるところ。要するに長所と短所が紙一重なんです…。
学業と練習はどのように両立していますか。
只今必死に勉強中(汗)
好きな音楽家、憧れの音楽家はいますか。
シャルル・リシャール=アムランです。多彩な音色にワクワクします!
最近感動したことは何ですか。
学校の授業の一環としてウィーンフィルを聴きに行ったことです。生まれて初めてあんなに五感すべてに訴えかけてくる音楽を聴きました。音楽から風や香りを感じ取れてすごく幸せな時間でした。
最近のマイブームは何ですか。
来年の春に公開されるファンタビ3に向けてハリーポッター関連を総復習しています!