第45回コンペ 入賞者記念コンサート 出演者インタビュー 羽賀啓人さん
- プーランク:《15の即興曲》 より 第1番、第3番
はじめての全国大会での金賞、おめでとうございます。本番ではどのようことを考えて演奏されたのでしょうか。
各曲弾く前に、どんな音を出したら良いのか、予め明確にイメージしてから弾きました。
これから「自分のピアノに向き合いたい」とのことですが、羽賀さんの憧れているピアニストや憧れの演奏があれば教えてください。
僕が師事している、菊地裕介先生のコンサートで聴いた「ショパンのソナタ3番」が忘れられません。僕と年齢が近いピアニストだと、反田恭平さんが好きです。
入賞者記念コンサートへの意気込みを聞かせてください。
地区予選から全国大会まで勝ち抜いて来た皆さんと一緒に、この舞台に立てる事を誇りに思います。日々の練習の成果を発揮できるように、心を込めて演奏したいです。
思い出のレッスンはありますか。
全国大会の出番が最終グループで夕方だったので、前日は納得行くまで先生に見て頂き、本番への自信に繋がりました。本番当日は加々見先生が駆け付けて下さり、演奏前に背中を叩いて気合を入れて頂いたのが印象に残ってます。あれで緊張が解け、自分らしい演奏が出来たと思います。
今年度の コンペティションの思い出をお聞かせください。
地区本選が連日あったのですが、1日目は緊張のあまり大きなミスをしてまい、悔し泣きをしました。2日目は、思い切って自由に弾く事を1番に心がけて演奏したら、思いの外、全国大会への切符を手にする事が出来て、とても嬉しかったです。
今年度の演奏曲(課題曲)はどのようにして選ばれたのでしょうか。
全て自分が弾きたいと思った曲です。
いつか弾いてみたい、憧れの一曲はありますか。
ショパンのソナタ全曲です。高い技術力が必要かと思いますが、長い年月を掛けていつか弾けるようになりたいです。
学業と練習はどのように両立していますか。
学校の勉強は、授業中に確実に理解するようにして、家では予習中心に勉強しています。
好きな音楽家、憧れの音楽家はいますか。
ショパンです。短い生涯でしたが、沢山の美しい曲を作曲し、凄いと思いました。いつかショパンの曲を全曲弾いてみたいです。
ピアノを弾いていて良かったと思う瞬間はどんな時ですか。
身体が成長するにつれて、手も大きくなり、今まで挑戦出来なかった曲にもチャレンジ出来る事です。
最近感動したことは何ですか。
歯科医院の待合室でたまたま流れてきた「クマのぬいぐるみ」という曲がとても僕が可愛がっているぬいぐるみと共通点があり、感動しました。
最近のマイブームは何ですか。
1人でコンサートを聴きに行くことです。サントリーホールには自宅からそう遠くないので、最低月に一回出向きます。
この舞台を経て、10年後、あなたはどんな人になっていると思いますか。また、どんな人になっていたいと思いますか。
音楽大学で学びながら、留学の準備をしていると思います。