第45回コンペ 入賞者記念コンサート 出演者インタビュー 室崎恵太朗さん
- リスト:《パガニーニによる大練習曲》 より 第6番 イ短調 S.141-6
入賞者コンサートでの演奏曲について(曲目が確定しておりましたら) > -選曲の理由、聴きどころ(IMSLP掲載楽曲でしたら、譜面で示していただいても構いません。)、難所、作曲家について、好きな演奏・録音 etc.
この曲は、フランツ・リストによって、パガニーニの「24の奇想曲」第24番を基にして作曲されました。 パガニーニは、そのテクニックから、〈悪魔に魂を売って超絶技巧を手に入れた〉と言われており、リストは、自分が〈ピアノのパガニーニになる〉と考えたそうです。テーマから、華麗に、面白く、時に切なく、激しく情熱的に変化する様子を楽しんでいただきたいです。
今年度の コンペティションの思い出をお聞かせください。(嬉しかったこと、苦労したこと、お世話になった人 etc.)
ぼくは、今年の2月に学校の鉄棒で、右手首を骨折するというアクシデントに見舞われました。 今年は、「もうだめだ。」と諦めていましたが、鍼灸師の祖父が毎日リハビリや治療を行ってくれたおかげで、練習しながらスムーズに治すことができました。先生や家族、門下生のお友達の励ましもあり、勇気が出て、「頑張ろう!」という気持ちが湧いて、コンペティションにチャレンジできました。
最近のマイブームは何ですか。
卓球です。卓球は、瞬発力を鍛え、メンタルを鍛えるにはもってこいのスポーツです。自宅のリビングの机にネットを張り、弟や父と試合をします。東京オリンピックで金メダルを獲得された水谷選手のように強い精神力をもちたいです。
好きな音楽家、憧れの音楽家はいますか。その理由はなんですか。
指揮者の小澤征爾さんです。ウィーンのニューイヤーコンサートで指揮された演奏を動画で初めて観ました。繊細な音やダイナミックな音がオーケストラと一緒に心から楽しんでいらっしゃる様子をみて、思わず惹きこまれました。「音楽って楽しい!カッコいい!」と思いました。