丸の内2026開催レポート:5/5東京ビルTOKIA

5月5日こどもの日の東京ビルTOKIA 1階ガレリアには、多くのお子様の姿も見られました。1公演目は丸の内エリアコンサートおなじみのエロイカ木管五重奏団、本日3公演のスタート。終始お客様の笑顔の絶えないステージとなりました。2公演目は北村明日人さんと9組のキッズたちの共演ステージ。ご家族やお友達だけでなく、多くの観客の皆様に温かく見守られ堂々のステージを飾りました。
出演:斎藤光晴(fl)、大成雅志(cl)、阿部友紀(ob)、井上直哉(fg)、大森啓史(hr)
毎度お馴染み、エロイカ木管五重奏団の時間は、ミヨーの「ルネ王の暖炉より『アルク川の槍試合』」の活気ある演奏で始まりました。司会を務めたのはじゃんけんで負けたというオーボエの阿部さん。LFJのテーマ「大河」にまつわる曲を集めたプログラムにしたとのこと。
シュトラウスの「美しき青きドナウ」で美しいハーモニーに会場中が包まれた後はお待ちかねの楽器紹介コーナーの時間、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンそれぞれの奏者が楽器の特徴や共通点を紹介されました。奏者ならではの特技が披露され拍手が起こる場面も!
指揮者コーナーでは、立候補したお客様が、みんなで練習した2拍子の指揮で「ラデツキー行進曲」を演奏、和やかな雰囲気に。「川の流れのように」が鳴り響くと小さく口ずさむ人も。
最後のシュトラウスの「エジプト行進曲」では、リズミカルな音楽に体を揺らしながら聞く人もいる中、クラリネットの大成さんとファゴットの井上さんが朗々と歌い出す一幕があり、会場中が沸きました。
~演奏者のコメント~
♪阿部友紀さん(ob):私は初めての参加だったのですが、お客様とすごく近い環境で演奏することがとても楽しかったです。ありがとうございました。
(レポート◎森山智子)
プログラム
シュトラウス:美しき青きドナウ、エジプト行進曲
楽器紹介、指揮者コーナー、合唱など
出演:公募子どもアーティスト、北村明日人(p)
「北村明日人さんと一緒に演奏したい人!」そんな公募に、なんと40組近くもの応募があったそうです。その中から選ばれた、個性豊かな9人のピアニストがステージに上がりました。
トップバッターの福島みゆさんは、小さな身体からは想像もつかない豊かな響きで「ステップ・バイ・ステップ」を披露。多彩な音色の使い分けが見事でした。続く永井綸さんは、ヴィヴァルディの古典様式をしっかりと捉え、春の訪れを高らかに奏でます。浅見花凛さんが描いたのは、月明かりの下でのミステリアスなダンス。部屋を暗くして練習に励んだというその音色は、しっとりと幻想的な空気を作り出しました。
渡邉詩さんのバッハでは、北村先生との鮮やかな声部の掛け合いが響き、山口美羽さんは、くるくる回るお菓子の国のメリーゴーランドを表情豊かに描き出しました。萩原彩七さんが選んだドヴォルザークの子守唄は、優しく温かな色合いに満ち、客席全体がじっくりと聴き入るほど。
そして、村松未來さんと吉田大地さんは、北村先生との6手連弾という豪華な編成に挑戦。聴き馴染みのある『悲愴』第2楽章が、まるで重厚なオーケストラのような広がりを持って響き渡りました。最後を飾ったのは、自ら「ひと聴き惚れ」したという曲を選んだ西山桜子さん。アザラシヴィリのノクターンを、情感豊かに、かつ高らかに歌い上げました。
憧れの北村先生との共演は、参加した皆さんにとって一生の宝物になったはず。北村先生も「一人ひとりのコメントにお客さまが頷き、温かく見守ってくださる中で演奏できたことが嬉しい。舞台裏の緊張も含め、今日の特別な経験が未来へと繋がってほしい」と、次代を担うピアニストたちへエールを送ってくださいました。
(レポート◎山平昌子)














