岸和田市・学校クラスコンサートレポート2025
7/9(水)城内小、7/10(木)城北小、7/14(月)八木南小、7/15(火)常盤小、7/16(水)春木小、2/2(月)大宮小、2/3(火)浜小、朝陽小、2/4(水)大芝小、山滝小、2/6(木)天神山小、旭小、2/9(月)中央小、太田小、2/10(火)修斉小、八木小、2/12(木)山直北小、2/13(金)八木北小、2/17(火)山直南小、城東小、2/20(金)新条小、東葛城小、2/25(水)東光小、2/26(木)光明小
| 参加児童数 | 合計1536名(24校) |
| ピアノ | 紀之定郁恵、早田有里、森本美希、永田桜子、岸野花音、中地莉子 |
| 共演 | 伊石昂平(チェロ)、石田知子(ヴァイオリン)、石田紗樹(ヴィオラ・ヴァイオリン)、千田陶子(ヴァイオリン) |
| 主催 | 岸和田市 |
| 協力 | ピティナ岸和田ちきりステーション |

2014年から岸和田ちきりステーション主催で開催してきた岸和田市での学校クラスコンサートは、昨年初めて、22校が岸和田市の委託を受け、あわせて24校での実施が実現しました。2025年度は24校全ての岸和田市立の小学校での学校クラスコンサートを、岸和田市の委託により実施することができました。
これで、岸和田市での学校クラスコンサート開催が通算101校、参加児童は7944名に達しました。
岸和田ちきりステーション代表の井上朗子先生と、岸和田市魅力創造部文化国際課課長の田宮真理子さん、そして協力アーティストたちからのメッセージと、学校の先生からの感想をお届けします。

岸和田市からの委託で市内の小学校24校全てにおいて学校クラスコンサートを開催することができて、嬉しく思います。
真摯に音楽に打ち込まれている演奏者の皆さんの、子供達に伝えたい気持ち溢れる素晴らしい演奏が子供達の心に響き、音楽室に一体感が生まれていました。
岸和田市魅力創造部文化国際課の皆様、ピティナ本部の皆様、各小学校の校長先生はじめ先生方の、子供達への温かいお気持ちのおかげで実現できていると思います。他の学年の子供達も興味を持ってくれていますので、継続していきたいです。
2014年2月に光明小学校で初開催していただいた時の校長先生で、ご協力いただきました西村先生と10数年ぶりにお会いできたことも、感動いたしました。
様々なご縁のおかげで継続できている、"クラシック音楽が広がりみんなが笑顔になれる取り組み"だと思います。

昨年に引き続き、市内全24小学校に「学校クラスコンサート」を開催することができ、大変嬉しく思っております。これもひとえに、若手演奏家の皆様のお力と、岸和田ちきりステーションの井上先生の「子どもたちに音楽を届けたい」という強い思いがあってこそであり、改めて感謝申し上げます。
さて、行政は、目的や効果、数値を求められることが多々あります。これを否定するものではありませんが、私自身は、芸術は「感じるもの」と思っています。クラスコンサートの現場に、子どもたちと演奏家がいる空間にこそ、芸術の芽生えがあります。これは見ることも、触れることもできませんが、子どもたちの笑顔や心が豊かになる、その一瞬の積み重ねこそが何にも代えがたいものです。子どもたちの未来に、ふとした瞬間に浮かび上がるような、そんな機会になってほしいと願っています。
今を生きる大人たちの努めとして、次代を担う子どもたちの豊かな感性を磨いていくこと、そして生きる力を育てていくために、微力ですが、一歩一歩進めていきたいと感じております。

初めて母校へ伺ってから12年も経ったのかと、改めて継続させて頂けることに感謝の気持ちで各学校へ伺いました。毎年、学校によって、クラスによって、全然雰囲気が違うので、同じ演奏プログラムでも全く違う時間になるのが新鮮で、楽しくコンサートさせて頂いております。子どもさんたちの自由な発想、素直な心、個性ある感性に、毎回こちらがエネルギーをもらっています。まさに、音楽室で子どもさんたちと受け応えできる、学校クラスコンサートだからこそできる空間だなと思っています。今年の1番の印象的な感想は、グランドピアノの屋根を支える突上棒を見て『(だんじりの)前梃子やん!』でした。すごく地元ならではの感想なのですが、『確かに前梃子に見える!!』と、目から鱗でした。昨年から岸和田市のご協力もあり、全校に回らせていただけているので、地元出身の演奏家の方たちと一緒に、地元の子どもさんたちへ楽しい音楽を届けられるよう、今後とも精進して参りたいと思います。


夏のクラスコンサートに続き、冬のクラスコンサートにも参加させていただきました。今回は8公演に出演させていただき、体力的には大変な面もありましたが無事に終わりホッとしております。クラスコンサートでは、児童の皆さんがとても素直に音楽に反応してくれるのが印象的です。率直な反応に触れるたび、やりがいとエネルギーをいただいています。終演後には「サインをください!」と声をかけてもらう場面もあり、普段の生活ではなかなかない経験に嬉しく思いました。(紙だけでなくリコーダーケースにもサインしました!)これからも、子どもたちにとって憧れを持ってもらえるような存在になれるよう、演奏家としてさらに精進していきたいと思います。このクラスコンサートをきっかけに、クラシック音楽をより身近に感じ、日常の中で気軽に楽しんでもらえるきっかけになればと願っています。いつも温かくサポートしてくださる井上先生、そしてピティナのスタッフの皆さまに心より感謝申し上げます。


学校クラスコンサートは、クラスごとに開催される演奏会ということもあり、演奏者と小学生の皆さんとの距離が近く、音楽を通して心が通じ合えるような感覚がとても印象的です。私は特に、演奏前に曲のイメージをお話しし、情景を想像しながら聴いていただくことを大切にしております。たとえば、「子犬のワルツ」では、子犬の可愛らしい動きや、元気いっぱいに遊ぶ様子を思い浮かべてもらったり、「水の戯れ」では、湖の水が時間帯やお天気、風、魚や鳥の動きなどによって、さまざまに表情を変えていく様子が音楽の中に描かれていることをお話したりしました。子どもたちからは、「本当に子犬が遊んでいるみたいに聴こえた!」「水の戯れはキラキラしていて、お話の通り、水がいろいろな表情で遊んでいるようだった!」などの感想があり、真剣に音楽に耳を傾け、お一人お一人がさまざまなイメージを持ちながら演奏を聴いてくださった様子が伝わってきて、大変嬉しく思いました。これからもクラシック音楽の魅力を広めながら、一人でも多くの方々と音楽を通して心を通わせる時間を持てるよう、演奏活動を続けていきたいと思います。


昨年度に引き続き、今年度も学校クラスコンサートに参加させていただき、ありがとうございました。楽器の解説や共演など、学校クラスコンサートならではの特別な体験を通して、生徒の皆さんに、音楽をより身近に感じてもらえていたら嬉しく思います。ピアノの中を見ながら演奏を聞いてもらうタイミングでは、距離も一層近く、生徒の皆さんの楽しそうな表情を見ることができました。これからもクラシック音楽の楽しさを伝えていければ幸いです。


今回、初めて学校クラスコンサートに参加させていただきました。訪問する前は、子どもたちにどう受け取ってもらえるのか少し不安もありましたが、その不安はすぐに消え、逆に私のほうがたくさんのパワーをいただきました。集中してじっと聴き入る子、ノリノリで目をキラキラさせている子…子どもたちが音楽そのものを純粋に楽しむ様子がとても印象的でした。実は、私自身も小学4年生のときに学校クラスコンサートを体験した一人です。そのとき感じた演奏者への憧れや尊敬の気持ちは、いつしか自分も誰かに喜びを届けられる存在になりたいという目標に変わっていました。今回は演奏する側としてその場に立ち、当時の自分と重ね合わせながら、学校クラスコンサートならではの“生の音楽”を改めて感じることができました。間近で子どもたちの反応を見られること、音楽の経験や好みがそれぞれ違っても、みんなが目を輝かせて聴いてくれる姿は、音楽の原点を思い出させてくれると同時に、新たな原動力にもなりました。今回のクラスコンサートでは、曲をより身近に感じてもらうために、紙芝居のような形で曲の背景や内容を紹介しました。視覚的な要素を取り入れることで、子どもたちが自然と音楽の世界に入り込み、熱心に耳を傾けてくれていたように思います。先生方にも好評だったようで嬉しかったです。また、授業後にはたくさんの子どもたちが声をかけてくれ、質問や感想を伝えてくれたり、サインを求めてくれたり…音楽を通して直接交流できたことも大きな喜びでした。今回の体験が、子どもたちにとって音楽に触れるひとつのきっかけとなり、心に残る時間になっていたら嬉しく思います。


今回、初めて学校クラスコンサートにて演奏させていただきました。通常のコンサートとは異なり、間近で演奏を聴き、見ていただくことで、生徒の皆さんの反応がダイレクトに伝わってきたのがとても印象的でした。また、音楽から感情や情景、色彩などを素直に感じ取ってくださる姿を見ることができ、大変嬉しく思いました。これを機に、クラシック音楽の素晴らしさを少しでもお伝えできていれば幸いです。


学校の音楽室で子どもたちのすぐ目の前で演奏できる学校クラスコンサートは、奏者にとってもとても特別な時間です。クラスごとに反応はさまざまで、驚いたり笑顔になったり、真剣に聴き入ってくれたり、身体でリズムをとったりと、その空気によって演奏も少しずつ変わっていきます。そうしたやりとりの中で、自然と聴衆との対話が生まれるのも、このコンサートの魅力だと感じています。私自身にとっても毎回新しい発見があり、こうした時間がクラシック音楽を少しでも身近に感じるきっかけになれば嬉しく思います。


昨年の7月に早田さんと、今年に入って紀之定さんと複数の小学校に行かせていただきました。それぞれの学校の雰囲気や環境を思い返すと、個性が感じられて興味深いです。またその日の自分のテンションも少しずつ違って、ピアニストさんとのかけあいで新たな気づきもあり、1クラス毎に新鮮でした。やはり生徒さんに会える空間で直にエネルギーを貰いありがたいです!貴重な時間になる様に今後もバージョンアップ出来ればと思っています。


今年度も地元岸和田市の小学生とたくさん交流をもつことができ、また充実した時間を過ごすことができました。クラシック音楽にあまり馴染みのない子どもたちも、集中した空気を作って興味深く演奏を聴いてくれ、子どもたちの率直な反応に私もとても嬉しくなりました。時には私たちの想像を超える視点から質問をしてくれる場面もあり、その感性の豊かさに驚きつつ、とてもやりがいを感じた瞬間でもありました。学校クラスコンサートでの共演や触れ合いは、私にとって大きなエネルギーをもらえる、かけがえのないひとときです。生の音楽体験をきっかけに、子どもたちの心がさらに彩り豊かになってくれていたら嬉しく思います。このような機会をいただけて、井上先生をはじめピティナの皆様に心より感謝申し上げます。


約10年ぶりに母校の東光小学校に帰ってくる事ができて、とても嬉しかったです。クラスコンサートは、生徒の皆さんの目の前で演奏するので、「すごい!」 「バイオリンって音が大きい!」などとつぶやく声が聞こえてきたり、真剣に音楽を聴く表情がよく見えたりしました。また、小学生との共演コーナーでは、バイオリンやピアノの音を聴きながらしっかりと強弱を付けて、心を込めて歌ってくれました。今回の演奏会を通して、音楽を聴くこと・演奏すること両方が楽しいと感じてくれていたら嬉しいです。

- ハンマーの動きを説明したのちに、実際に幻想即興曲で動きを確認できたのがよかったです。
- 音楽に前向きでない児童が、体を揺らして音楽を鑑賞している姿を見て、担任も私も驚きました。素晴らしい音楽を実際に目で見て聴く体験の貴重さを感じました。
- ピアノ・ヴァイオリンそれぞれの音は知っていても、目の前にあるその楽器の部品、仕組み、技術までは教えられません。やはり専門に勉強されている方のお話は興味深く、子どもたちだけでなくグイグイ惹かれていきます。
- プロの演奏会へ行く機会がない児童にとって、このような場があることで心の成長にも大きく影響すると思いました。演奏者の方々が児童と同じ岸和田出身ということも、夢がふくらんでよかったです。
- 子どもの目線に立ち、子どもたちが音楽に興味が持てるようにコンサートの内容を考えていただいたことがよかったです。 ①楽器の説明とクイズ ②演奏曲のエピソード紹介 ③子どもたちの目の前で演奏 ④校歌共演 ⑤アンコール時間配分もすばらしい。 子供たちはまず、楽器を通して音楽に興味を持ち、その後はヴァイオリンの多彩な音色、ピアノの華麗な演奏に引き込まれていました。楽しそうに校歌を歌い、少し緊張しながらリコーダーを演奏する表情も素敵でした。
- いつも落ち着かなく集中しない子どもが、のめり込むようにじっと演奏を見ていた姿が多く見られました。音が直接体に響いてくるので感動するのだと思います。
- ピアノのすぐ近くで迫力ある音をきいている時、チェロの音がはじめてなった時の子どもたちの目の輝きがとても印象的でした。
- 早めに曲目や内容をお知らせいただいていたので、連動して作曲家の調べ学習もできました。
- 子どもたち一人ひとりの感じ方、聴き方をあたたかく受け止めて下さり、ほっとリラックスした空気の中、生のすばらしい演奏に間近で触れることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。教室に帰ってもワイワイ感想を言い合っていたそうです。
- 曲を紙芝居風にカードで紹介していたことで、視覚的にもわかりやすかったです。
- 3クラス演奏していただいて、その時の様子で少しずつ演奏を変えてくださっていました。











