第48回入賞者記念コンサート 出演者Q&A

今年度の入賞者記念コンサートでも、出演者から出演者への質問を募集しました。 勉強との両立や普段の練習方法など、バラエティ豊かなQ&Aが集まりました!ぜひご覧ください。

金賞おめでとうございます!私は小学5年生で初めてコンクールに参加し、小さい頃からコンペに参加している人のように1音1音良く考えて演奏した方がいいね、とアドバイスを頂いたことがあります。初心に帰り聞いてみたいのですが、課題曲についてどんなことに気を付けて演奏しているのでしょうか?また、いつも笑顔の凜さんの息抜きも教えてください。

紗良ちゃん質問ありがとうございます!私は1つ1つの音を大切に弾けるように曲のフレーズに合うお話を考えたり、音に合わせて歌詞をつけて歌ったり踊ったりしながら楽しく練習しています♪息抜きはチェスをしたり、大好きな愛犬と遊んだりすることです♡

いつも難しい曲をたくさん弾いていてすごいな、と思います。ピアノの合間にできる好きな遊びはなんですか?僕はお絵描き、レゴや制作をします!

ご質問いただき、ありがとうございます。この度は、金賞おめでとうございます!!私はちょっとした合間に折り紙やルービックキューブ、たまに書道をしています。書道は少し前に「雪」を書きました♪ 筆で自由に絵を描くのも好きなのですが、いつも想像通りにはいきません(笑)功世さんもお絵描きをされると思うのですが、絵本の中から飛び出してきたようなワクワクする絵を描かれていて、とても好きです♪どうしたら楽しくて素敵な絵が描けるのか、何かよい方法があれば教えていただきたいです!!

今までで1番感動した曲は何ですか?

ご質問ありがとうございます!反田恭平さんの凱旋コンサートで聴いた、英雄ポロネーズと、献呈です。英雄ポロネーズは、力強いリズムと華やかな旋律に、一気に引き込まれてしまいました。献呈は、メロディがとても素敵で忘れられない曲になり、調べてみたら、シューマンが、クララシューマン(妻)に捧げた曲とわかりとても素敵だなと思いました。聴くたびに幸せな気持ちになります。

毎日どんな練習をしていますか?

自分の求める音が出るまで追求する練習などです。私の場合、その音の「場面」を考えて、その気持ちになるまでやります。(例えば先生に怒られてシュン…。とする音など。)また、ノートまとめが好きなのでレッスンノートを作っています。本番の録音があれば聴き返して振り替えりもしています。

2022年の連弾の演奏が大好きでたくさん聞いていたら、今年も受賞されていてとても嬉しくなりました。今田さんが小学3、4年生の頃弾いていた曲の中でおすすめの曲は何ですか?今回のコンサートでの今田さんの演奏、楽しみにしています!

質問くださり嬉しいです!小学生の頃からピティナの入賞者のyoutube動画を見るのが好きでした。普段は教本を進めていましたが、発表会などではyoutubeで好きになった過去のC級課題曲などを弾きました。ショパン風マズルカ、モシュコフスキーの20の小練習曲、フォーレの即興曲 Op.84-5、など、ロマン派時代や近現代の初期の曲が弾いていて楽しかったです!

魅力的な演奏を弾く為に、どのような練習をしていますか?

ご質問ありがとうございます!テンポをゆっくりにして、耳を遠くに置いたつもりで音色をよく聞く練習をしています。が、これ僕もすごく難しいです。頑張ります。


好きな作曲家を教えてください。おすすめの曲があれば、それも教えてほしいです!

ご質問ありがとうございます!好きな作曲家は、ラヴェル、ショパンです。ラヴェルでおすすめなのは、クープランの墓の「トッカータ」です。今練習中です!ショパンのおすすめは、ピアノソナタ第2番「葬送」です。どちらもとてもかっこいいので、ぜひ聴いてみてください!


毎日どのくらい練習したら、山本さんのようにかっこよく弾けるようになりますか?指のトレーニングはどんなことをしていますか?

小学生高学年~高校1年生くらいの時は、一日練習できる日は10時間以上練習していたかなと思います!ただ、闇雲に練習時間を増やすだけでは上手くならないので、どうしたら上手に弾けるかを考えながら練習しているうちに次第に効率のいい練習法が見つかるかなと思います!指のトレーニング的なことは今は一切してませんが、小学生~中学生くらいのころはハノンやピシュナ等々を曲の練習に入る前に少し(長くても1時間くらい)やってました。もしトレーニング的なことをするなら、個人的なおすすめは、今までやった曲の中で難しかったパッセージや苦手なフレーズを取り出して、基礎練のようにやることです。

いつも選曲のセンスが素晴らしすぎて、思わず感嘆のため息がこぼれます、、、!あまり演奏される機会の少ない作品を弾きこなされているイメージがありますが、そういった作品と出会われるきっかけはどのようなものなのでしょうか?

基本的に皆が知らなそうな作品を知るのが好きなので、NaxosやYouTubeなどであまり聴き馴染みのない作曲家がいたら、その作曲家のピアノ曲を色々聴いてみる、という感じです。 レーガーや、シマノフスキの作品でもあまり演奏されないような作品(エチュードやOp.10の変奏曲)などはそうやって出会いました。

子供の頃(小学校高学年、中学生の頃)ピアノをどのくらい練習していましたか?また、コンクール前日は何をしていますか?本番前、必ずする事はありますか?

小学校高学年~中学生の頃は1番練習していた時期なので、時間がある日は10時間以上はやっていたかなと思います。本番の前日は基本的にはいつも通り過ごしていますが、睡眠時間は確保するようにしています。あと、強いていうなら、本番の日の演奏時間に自分の体調がピークになるように起床時間をちょっとずらしたりすることですかね。本番前に必ずすることは特にないです!ルーティーン的なものを作ってしまうとそれがしっかり遂行できているか心配になってしまう性格なので、敢えて何も作っていません。

小田原桜子さんへ質問ありがとうございます!コンクールの時期は、1日中練習室にこもる日もありました。でも、「毎日◯時間練習する」と決めるよりも、解決すべき課題をクリアしていくことを優先していたので、練習時間は日によって全く違いました。コンクール前日は、なるべくゆっくり休むようにしています。悩みや不安は尽きませんが、それらを心配するのは前々日まで!前日はポジティブな面に目を向けて過ごし、本番では「魂からの演奏」をすることだけを心がけます。私の師匠がよくおっしゃる言葉に、「君がどれだけ緊張しようが、どんな精神状態であろうが、曲の素晴らしさは変わらない」というものがあります。この言葉を毎回本番前に思い出しながら、ステージに向かっています。

小さかった頃には、お家でどのような練習をされていましたか?

質問ありがとうございます!小さい頃は、先生に与えられた課題を1週間かけてこなしつつ、新しい曲を譜読みするだけで精一杯だった記憶があります。もともと練習があまり好きではなかったので(笑)、母が時々練習室を覗きに来てチェックを受けたりしていました。でも、「毎日◯時間練習する!」と決めるより、「今日はここをクリアする」(例えばテクニック面や表現の面)というように、小さな目標を決めることで、短時間でも効率よく練習することを心がけていました。

キラキラした音が会場に響く為に、どのような練習をしていますか?

質問ありがとうございます!昔、第一生命ホールで演奏した時、母に「何百メートルも先から聞こえるみたい」と言われたことがありました。楽器を鳴らそうとする気持ちが強すぎて、逆にピアノを押さえつけてしまっていたのだと思います。そこで意識したのが、ピアノは鍵盤から音が出るのではなく、弦や響板を通して音が広がる楽器だということ。そして、会場の最後尾に自分が座っているイメージを持ちながら弾くことで、音が隅々まで響く感覚を掴めるようになりました。

僕は譜読みが苦手なのですが、南さんは譜読みは得意ですか?また、苦手な曲だった場合の、譜読みの乗り越え方をお聞きしたいです!

質問ありがとうございます!私は譜読みが大好きです!昔から先生に次々と新しい曲を与えられていたこともあり、自然と譜読みの力が鍛えられたのかなと思います。もっと譜読みを早くしたいと思った時期には、毎日ランダムに楽譜を開き、初見で弾く練習をしていたほど、私にとって譜読みは至福の時間です。それでも、気が進まない曲や時間がかかる曲もあります。そんな時は、とにかくその曲を何度も聴いて流れを頭に入れたり、和声分析をして音の動きを理解したりします。頭と体の両方を使って、少しずつ曲を自分の中に落とし込んでいく感覚です!


弾いていて、1番気持ちが入りこむ、お気に入りの曲を教えてください!

質問ありがとうございます!今、1番気持ちが入り込む作品は、フランツ・リストの《死の舞踏》です。高校生の時、憧れの特級グランプリ・浦山瑠衣さんが二次予選でこの曲を演奏されているのを聴いたのがきっかけでした。当時の私は、演奏家としての方向性に迷い、ピアノをやめてしまおうかとまで考えていた時期でした。でも、彼女の演奏に、世界観に圧倒され、自分の悩みがちっぽけに思えたんです。あの時、あの演奏を聴かなければ、今の私はここにいないかもしれません。この曲を演奏するたびに、その14分間がどれほど充実しているか、ピアノという楽器の無限の可能性をどこまで表現できるか、そして初めてこの曲に出会った時の感動を思い出しながら弾いています。


連弾で、息を合わせるために工夫してることはありますか?

隼士くん、悠人くん、金賞受賞おめでとうございます!質問してくれて嬉しいです。私と朔くんは、今回が初めての連弾ということと毎日一緒に練習できないので、最初は息を合わせるのに苦労しました。コンペの課題曲の『踊ろう楽しいポーレチケ』は始めの音からタイミングが合わなくて何回も何回もやり直して、三拍子のリズムを合わせるために一緒に踊ったりもしました。一緒に練習できない日には、前回練習したときの動画を大音量スピーカーで流しながら、それに合わせて個人練習したり。「この部分はこういう風に弾こう!」と二人で話し合ってストーリーを想像して、どうやったら素敵な音色やハーモニーになるか試行錯誤してみたり。私は、妹との連弾では喧嘩になることもあるのですが、朔くんとの連弾はいつも楽しかったので頑張れました。でも、二人で練習の日は楽しすぎておしゃべりしたり遊んでしまって、2時間あったのにピアノ弾いたのは30分くらい!?なんてこともよくありました。

悠人さん、隼人さん、質問ありがとうございます!僕達は連弾で息を合わせるために、プリモを弾く帆南ちゃんが大きく息をして、その息に合わせるようにしていました。一緒に練習できない日には、帆南ちゃんに一人で演奏している動画を送ってもらい、それに合わせて練習をしていました。コンサートで会えることを楽しみにしています!

2人の息がぴったり合う為に、どのような練習をしていますか?


呼吸の仕方は意識しています。深い呼吸や鋭い呼吸、やわらかい呼吸など、次のフレーズの雰囲気に合わせた呼吸の仕方を2人で考えています。「息を合わせる為の練習」というのは、あえてしていませんが、構成や雰囲気について考えて、話し合い、2人で1つの曲を創り上げていく練習をしているうちに、自然と体の動きや息が合ってくるような気がします。

連弾中級B金賞、D級銅賞おめでとうございます!!紗良さんはコンペに向けてたくさんの曲を同時並行で練習なさっていたことと思います。私は1曲に時間がかかってしまうこともありました。紗良さんが複数の曲を練習する時に工夫されている事を教えて下さい。また緊張しやすいのですが、おすすめの緊張をほぐす方法などあれば教えて下さい♬

真仲凜さん、金賞おめでとうございます!ご質問頂きありがとうございます。今回のコンペではソロ、連弾2部門と併せて3部門に参加させていただきました。中学生になって、お勉強や部活の時間も増える中でピアノの練習を効率的にやることは私の中でも大きな課題です。毎日全曲練習するのは難しかったので、それぞれの曲に1週間ごと1日ごとに小さな目標を立てて取り組みました。来週ソロの予選2曲を演奏するから今週は重点的にその2曲を練習しよう、この曲は部分的に取り出して今日は冒頭4小節を、明日は次の4小節を考えて弾いてみよう、等です。緊張をほぐす方法ですが、私は演奏前に軽くストレッチをしたり、テニスボールくらいのお気に入りのキャラクターのぬいぐるみがあるのですがそれを握ったりしています。ご参考になれば嬉しいです!

勉強やスポーツなどで忙しくなっていく中で、ピアノ練習の時間はどうやって作っていますか?

今、私自身の課題そのものでドキッとしました(笑)私が心がけているのは
1.スキマ時間を有効に使う
2.ボーッとする時間を減らす
3.宿題を即終わらせる!(だだし雑になって怒られないようにね!)
4.学校から帰るときに道草食わない(当たり前かな!?)
などです。
でも、もちろんピアノ練習に「時間」は大切ですが、時間だけが全てではないと思います。「質」にもこだわってみてください。私も質のよい練習ができるよう努力するので、一緒にがんばりましょう!!

校高学年になると帰ってくる時間も遅くなるので、平日に練習時間を作るのは大変でした。宿題は学校で終わらせるようにし、終わらなかったら、ピアノ練習が終わってから9時以降にしていました。テストの前は、朝いつもより早く起きて勉強するようにしていました。スポーツはチアリーディングをしていましたが、今はお休みをしています。

ご質問ありがとうございます。特に勉強などで忙しい日は時間のやりくりが中々うまくいきづらいですが、今優先するべきだと思う練習を大体の時間を決めて取り組んでいます。私は計画的に実行することが苦手なので、勉強とのバランスを考えながら、何にどのくらい時間を使うのかを紙に細かく予定を書き込むなどして時間配分を気を付けています。
練習も、量ではなく質の高い練習をすることを心がけています。

ご質問ありがとうございます。僕は、学校にいる間に宿題や提出物を終える工夫をしたり、練習計画や曲のイメージ、物語を考える、など弾くこと以外の大切なことを、通学の電車の中や移動中に色々と考えています。

ピアノ(クラッシック)以外で好きな音楽はありますか?

もちろんあります!!「千本桜」や「アイドル」が好きです。仮装するのも好きなので、イベントで、アニメ「SPY×FAMILY」のアーニャに扮装して「ミックスナッツ」や「クラクラ」を弾いたこともありました。でも、舞台で真剣に弾く!聴いてもらえる!となると、クラシックの曲を選択したくなってしまうのも私です。やっぱり私の中ではクラシックが一番楽しいと感じるのだと思います。

J-POP、Mrs.Green Apple、Daice、SnowManが大好きです!

私の好きな音楽は、SG【僕らまた】とYOASOBI【あの夢をなぞって】がお気に入りです。僕らまたはカラオケで97点をとれました♪桜子さんの好きな音楽も是非教えて頂けたら嬉しいです!

Mrs.GREEN APPLEの曲が好きです!最近は「ダーリン」をよく聴いています。練習の息抜きに聴いてリフレッシュしています。

演奏しているときに、何を考えているのか教えてください!

曲にあったストーリーの情景を想像しながら演奏しています!

コンクールでは緊張したりミスで焦って必死になっていたり、帰りたくなる時もありますが、素敵な音色のピアノだな、響きが気持ちいいホールだな、と音を感じている時が多いです。

僕は言葉で記憶するのが苦手なので、歌を頭の中で流しています。あと、練習でやってきた大切なことを思い出しながら弾いています。でも、本番はほとんどどう弾いたのか、記憶がありません…。柴田さんが全国大会で演奏されたチャイコフスキーの「瞑想曲」とても素敵で感動しました!

ご質問ありがとうございます!何かを考えているとは思いますが、演奏を終えて思い返すと何を考えていたのか思い出すことが出来ません。表現したいイメージを思ったり、いい音を出したい、どう響いてるかな?と思うくらいで細かい事は考えていません。もう少し余裕をもって弾けるようになりたいです。に入り込み過ぎると、どこを弾いているかわからなくなってしまったり、難しいところ!と意識するとミスをしてしまったりするので気をつけています。

自分が表現したいことが聴いてくださる方に伝わる演奏になっているか、ということを考えています!

演奏中は特に頭で何かを考えるという感じではなく、ひたすら耳に委ねて次の音をどうのせてどう繋げるかを演奏が終わるまで続けるような感覚です。本当は響きが良く聴こえる位置に耳を保つために鎖骨や溝落ちを意識する事を考えながら弾きたいのですが、本番だとなかなか難しい所です。
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