河原 未空さん＆河島 彩織さん(連弾上級 金賞)～2024入賞者記念コンサート出演者インタビュー

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金賞受賞おめでとうございます！ピアノを始めたきっかけや、そのころのエピソードを教えてください。

河島さん：自宅のピアノを喜んで触っている私を見て「ピアノが生涯の趣味となれば」と思った母が、私が５歳の時にピアノ教室に入れてくれました。小学一年生のときに初めて受けたピティナでは予選で落ちてしまいましたが、もっと頑張りたいと思うきっかけになりました。 そこから毎年ピティナを通して学びを深め、ピアノは私に欠かせない存在となりました。名古屋で通ったお教室主宰の宮島英奏代先生、ご指導下さった三澤喜美子先生、現在ご指導いただいている則行幸子先生、みお先生に改めて感謝申し上げます。

河原さん：音楽に触れた日常を過ごさせたいと考えていた頃、たまたま見つけた生徒募集の貼り紙を頼りに、体験レッスンを受けたそうです。先生の優しい雰囲気に惹かれたのと、隣の部屋で練習されていた先生のお嬢様のショパンエチュードの演奏があまりにも美し過ぎて、私も将来弾いてみたいと思い習い始める事を決意しました。当時、小学4年生のお嬢様の演奏でしたが、未だ、それ以上の黒鍵を聴いた事がありません。生涯の憧れです。

これまでのコンペの中で思い出に残っているステージはありますか？

河島さん：2018年に未空ちゃんと連弾中級Aに出場した時のことは印象深い思い出です。当時私は今のお教室に入ったばかりで連弾の経験はほとんどなかったのですが、連弾経験豊富な未空ちゃんがリードしてくれたのでどの本番も楽しく臨むことができました。本選の結果発表で自分たちの名前が全国大会出場のところに書かれているのを目にした時には、涙がでそうになるほどの喜びを感じました。未空ちゃん、素敵な思い出をありがとう！

河原さん：今年のステージは大変嬉しい思い出ですが、大学1年生で受けた連弾上級・翌年の中級A、共に本選のステージが思い出に残っています。上級の時は、後がない2回目の本選前日から緊張し続け、後日聞いた話ですが、ベッドで寝ている間も指を動かして練習していたそうです。当日も固い表情のままステージを迎えて、全国大会出場が決まるまで緊張の糸が緩まなかったのを今でも覚えています。
翌年の中級Aは初めて彩織ちゃんと組んだ年です。同じ級を2人の相手と組んで出場して、感性が違う2人とそれぞれの音楽を作り上げることは難しかったですが、大変勉強になりました。全国大会出場の欄に2組の名前が載っていた時には本当に嬉しかったです。この時は、全国大会で入賞できませんでしたが、彩織ちゃんと幸子先生とみお先生のお陰で今年は、最高の結果と思い出を頂く事が出来ました。ありがとうございました！

指導者の先生の印象的なエピソードを教えてください。

則行先生のお教室の発表会は、ソロ以外にもアンサンブル、連弾、2台4手、2台8手などを経験できる充実した内容になっています。多彩なプログラムを通して学んできたことが、今回の金賞という結果に繋がったのだと、先生方には心から感謝しています。
またコンクールなどのステージ前には、手を握りながら心の奥深くに届くお言葉をくださったり、愛犬のちくわちゃん＆うにちゃんとのスキンシップでリラックスさせてくださったり、LINEでアドバイスをくださったり。先生方は、生徒がより良い演奏や経験ができるよう常に心を尽くしてくださっています。幸子先生とみお先生、お二人からご指導いただけることも、私達にとって大変大きな学びとなっています。

練習が大変な時は、どのように気分転換していますか？

河島さん：小説や映画の世界に逃避します。最近は梨木香歩さんの『エストニア紀行』を読み、エストニアの風景を想像して旅をしている気分を味わっていました。

河原さん：コンクール期間、練習中に休憩時間を設け、おやつを食べながら課題曲について二人で話し合ったり、たわいもない話をしたりして楽しんでいました。ジャンルを問わず、さまざまな音楽を聴くことも気分転換のひとつです。

ピアノの好きなところを教えてください！

河島さん：ピアノは忙しない日常から私を遠ざけてくれて、内面と向き合う時間をくれるところが好きです。学業で手一杯になっているときでも、ピアノを弾いて音と対話する時間を持つことで、心を落ち着かせることができます。

河原さん：打鍵の強さや速さで幅広い音を出すことができ、自分の感情をありのまま表現できる所です。ピアノの表現力はオーケストラに匹敵すると言われ、まさに楽器の王様。そんな素敵な楽器に出会えて幸せです。ピアノは、私の生涯の友達です。