山本 悠流さん(特級 銀賞)～2024入賞者記念コンサート出演者インタビュー

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入賞者記念コンサートへのご出演おめでとうございます！ピティナの特級に出場されたきっかけを教えてください。

小さい頃からピティナのコンペに参加する中で特級はいつか受けてみたい憧れの級でした。そして、ファイナルまで進めばサントリーホールという大舞台で演奏できるので、そこを目標に参加することを決意しました。
また、選曲の自由度も高く、自分の好きな曲を組み込みやすかったのも特級を受けた理由の一つです。

コンペで演奏した曲は、どのように選曲しましたか？

基本的には自分のやりたい曲・好きな曲を並べ、全ラウンドを通してバラエティに富んだプログラムになるように構成しました。特に第一次予選と第二次予選のプログラムは、曲順や前後の曲調や調性の関係も意識しながら慎重に組んでいきました。
また、特級は注目度が高く多くの人に曲を知ってもらうきっかけになると思い、レーガーやシマノフスキ、グラナドス、ヤナーチェクなど一般的にはあまり知られていない作曲家の楽曲も積極的に取り入れました。

練習が大変な時は、どのように気分転換していますか？

自分の場合、練習以外のやるべき事があると練習も大変だと感じてしまうので、とにかく練習以外のタスクを終わらせるようにしてます。気分転換、ではないかもしれませんが (笑)。
後はとりあえず寝ます！

ピアノのどんなところが好きですか？

音が減衰してしまうところでしょうか。
他の多くの楽器と違い、ピアノは一度ある音を出してしまえば、基本的にそこから音量を大きくしていくことはできません。出した音の行く先が自分の力の及ばぬところに行って消えてしまう感じが苦しさもあって、とても好きですね。

好きな曲を教えてください！

好きな曲は本当に沢山あるのですが、最近よく聴くのはフェインベルクのピアノソナタ第1番。スクリャービン初期のソナタに似た幻想性や対位法的な旋律の絡み合いが特徴的でいつか演奏してみたい曲でもあります。

ほかにも、いつか弾いてみたい憧れの曲は何ですか？

スクリャービン、レーガー、メトネル(第2番)の協奏曲はオーケストラと共演してみたいです。
(「いつか」弾いてみたい曲ということだったので、直近で実現するのが難しそうなものを選んでみました！)

これからの目標、将来の夢を教えてください！

興味のある楽曲はたくさんあるので、とりあえず今後もレパートリーは増やしていきたいです。