白神澄弥さん(B1カテゴリー2位) グランミューズ部門入賞者インタビュー

GrandMuse
第48回 ピティナ・ピアノコンペティション
グランミューズ部門
入賞者記念コンサート
出演者インタビュー
白神 澄弥さん
B1カテゴリー2位
岡山市生まれ。3歳よりピアノを習い始め、高校3年生まで横田淳子氏に師事。ピティナはA1級~G級までほぼすべての級を受けているも、背伸びして飛び級ばかりしていたためか特筆するような成果は無し。 その後工学系の大学へ進学し、ピアノは趣味として継続中。

コンペティション演奏曲目

ショパン:マズルカ Op.59-1    

カプースチン:《ドゥヴォイリンの主題によるパラフレーズ》 Op.108

入賞者記念コンサート演奏曲目

ビル・エヴァンス:A Time For Love    

カプースチン:8つの演奏会用エチュードより第7曲 インテルメッツォ


インタビュー

少し前のことになりますが、コンペティションでご入賞されたときのお気持ちをお聞かせください。

初めての全国大会出場で入賞できうれしい気持ちが半分、一方で本番少しミスタッチが多く、もう少し落ち着いて弾けていたらななあ…と悔しい気持ちが半分でした。

コンペティション出場の動機を教えていただけますか?

自分の性格上、期限を決めないとだらだらと無意味な練習してしまい、結局何の曲も弾けない!…となってしまうので、「この曲をこの日までに仕上げる」という、ある種の目標設定として出場しました。

コンペティションの選曲理由を教えていただけますか?

ジャズっぽい曲が好きなので、コンペでは毎年カプースチンを選曲するようにしています。カプースチンがかなり忙しい感じの曲調なので、もう1曲は「音と音の間」を意識しながら弾ける曲がいいなと思い、マズルカ59-1を選曲しました。コントラストの効いた面白い選曲だったなと我ながら思っています!

レッスンには通われていますか?また先生はどんな方ですか?

現在はレッスンには通っておりません。 以前師事を受けていた横田先生は、僕の性格や音楽性を最大限尊重してくれる先生でした。 僕自身音楽に関してかなりわがままで、キライな曲は全く練習しなかったり、やりたくない表現は「NO!」といったり…(その上コンペで飛び級ばかりしたがる) 本当にご指導についてはさんざんご迷惑おかけしていましたが、自由に楽しく学ばせていただきました‥笑

今でも、2年に一度横田先生が開催されている発表会にゲスト出演していたりします。

お仕事、学業ではどんなことをされていますか?

外資系IT企業に勤務しています。主に「仮想化」や「クラウドプラットフォーム」といった技術を扱っています。

ピアノ以外にご興味があることは何ですか?

漫画やアニメといったサブカル文化が好きです。

音楽系では、「この音とまれ!」という漫画が好きでよく読んでいます。ピアノではなく琴がテーマなのですが、自分の演奏に活かせそうなこともたくさん書いてあり、楽しく読みながら勉強にもなっています。

普段はどれくらいピアノを練習されていますか?頻度、場所、時間などお聞かせください。

平日は自宅の電子ピアノで30分程度、週末にピアノスタジオで1-2時間といった感じです。仕事が忙しいときは1週間全く練習できない…なんてこともあります。

好きな作曲家、演奏家、曲についてお聞かせください。

プースチンやガーシュイン、クラフリークなど、「おしゃれ!」とか「カッコいい!」感じの曲が好きです。

ピアノを演奏する際に心掛けていることは何ですか?

「音と音の間」に色気が感じられるよう心掛けて演奏するようにしています。(「この音とまれ!」の最推し、百谷君のセリフの受け売りなのですが笑)

入賞者記念コンサートの曲目の選曲理由を教えてください。

せっかくのコンサートなので「コンペではできないことをやりたい!」と思い、ゴリゴリのジャズ(ビル・エヴァンス)と自作曲で出る予定だったのですが…。曲作りのやる気が起きないまま時間だけが経過してしまったので、ゴリジャズと弾き慣れたカプースチンで出演します。

入賞者記念コンサートへの意気込みを一言お願いします!

好きな曲を好きなように弾きます!楽しんで聞いてください!

グランミューズ部門のへの参加は、ありがたいことに年々増えています。大人のピアノ学習の継続的な発展のため、グランミューズ部門へ初挑戦を検討している方へメッセージをお願いします。

「コンクール」となると、どうしても「思ったように結果がでるか」ばかりに目が行ってしまい、手を出しづらく感じてしまうかもしれません。ですが大丈夫です!自分が期待した通りの結果なんて出ないものです!(何年やってても、です。)結果に結びつかなくても、それまでの練習過程や人前で演奏する経験、ライバルの演奏を聴くこと等、すべてが自身の今後につながるので、ためらわず挑戦してみてください!

▼コンサート詳細はこちら▼
2024年度 グランミューズ部門入賞者記念コンサート
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