氏家貴子さん(B2カテゴリー3位) グランミューズ部門入賞者インタビュー
入賞者記念コンサート
4歳の頃からピアノを始め、永井譲氏の手ほどきを受ける。併せて、大阪音楽大学附属音楽学園(当時)に在籍し、ソルフェージュ等の全課程を修了。
大阪大学法学部卒業。一時期ほぼ中断していたものの、現在は社会人サークル・ピティナステップ・コンクールなどへ積極的に参加し、官庁勤務の傍ら趣味として演奏を継続中。2021年6月から、駒込ピアノアカデミーにて中田雄一朗氏に師事。全国大会へは今回が初進出。
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第23番 BWV868
リスト:《巡礼の年 第1年》「スイス」 より ジュネーヴの鐘
ショパン:ノクターン 第17番 ロ長調 Op.62-1
少し前のことになりますが、コンペティションでご入賞されたときのお気持ちをお聞かせください。
素晴らしい出演者多数の中で、ギリギリ手が届いたことに驚き、そして何より安堵したというのが本音です。
コンペティション出場の動機を教えていただけますか?
切磋琢磨されているアマチュアの方々の中で、自分の実力を試せるよい機会なので参加を決めました。
コンペティションの選曲理由を教えていただけますでしょうか?
リストは、珍しすぎず有名すぎず、分数も適度で、自分としては背伸びしすぎない程度にチャレンジできる名曲ではないかと考えて選曲しました。そして、全国大会では制限時間内に収まりそうだったので、同じ調性のバッハ平均律を最初に加えました。
レッスンには通われていますか?
月2~3回通っています。現在師事している中田先生は、選曲段階から適切に判断してくださり、ご指導内容もアマチュアの私に合わせかみ砕いてくださっているように思います。
ピアノ以外にご興味があることは何ですか?
室内楽、カフェ、ワイン、読書、旅行
普段はどれくらいピアノを練習されていますか?頻度、場所、時間などお聞かせください。
通常:自宅ピアノ(ハイブリッド)で数分~1時間、たまにスタジオ
本番前(追い込まれている時):スタジオを渡り歩き数時間
好きな作曲家、演奏家、曲についてお聞かせください。
作曲家:
(弾けませんが)ラフマニノフ、プロコフィエフ
その他バッハ、ブラームス、スクリャービン、バルトーク、プーランク 等
演奏家:
マルティン・ガルシア・ガルシア、アレクサンダー・ガジェヴ、ジャン・チャクムル、レイフ・オヴェ・アンスネス、ドミトロ・チョニ
その他、国内若手ピアニストを頻繁にチェックしています。
曲:(どれも弾けませんが)ラフマニノフピアノソナタ第2番、シューマンピアノ協奏曲、ブラームスピアノ協奏曲第2番
ピアノを演奏する際に心掛けていることは何ですか?
姿勢に注意しながら音を飛ばす、音をなるべく聴く、早く余裕をもって弾けるようにすること。
入賞者記念コンサートの曲目の選曲理由を教えてください。
選曲する頃に何度か耳にする機会があり、そしてコンペティション曲目と同じ調性だったので、自分の締めくくり的によいかもしれないと考えたため。(調性にかなりこだわる方です)
入賞者記念コンサートへの意気込みを一言お願いします!
大変ありがたく機会をいただきました。ある意味前座という立場で、客席の皆様を失望させてしまわない程度に努めたいと思っています。
グランミューズ部門のへの参加は、ありがたいことに年々増えています。大人のピアノ学習の継続的な発展のため、グランミューズ部門へ初挑戦を検討している方へメッセージをお願いします。
出てみないことには何もわかりませんので、とにかく応募してみてください(最近は、迷っているうちに、すぐ定員に達し〆切になってしまいます!)。