レポ8:5/6丸の内MY PLAZA アトリウム ピアノソロ/ヴァイオリン/チェロ/連弾(LFJ丸の内)

ラ・フォル・ジュルネTOKYO2023 丸の内エリアコンサート
開催レポート Vol.8(5月6日開催分)

ラ・フォル・ジュルネ東京2023の最終日には、訪れる人たちがコンサートをはしごしたり、街を散策しながら音楽を楽しむ様子が見られました。多くの人々が訪れる丸の内エリアコンサートでは座席の制限があるにも関わらず、大勢の方が立ち見となりましたが、みな笑顔でコンサートを楽しんでいました。

ラ・フォルジュルネ東京2023 丸の内エリアコンサート トップ


5/6(土)
丸の内MY PLAZA アトリウム
ミニコンサート
東京六大学ピアノ連盟
出演:黄松毅(vn)、加藤優佳(p)、宮本有彩(p)、京相美乃里(p)

丸の内エリアコンサート、本日のMY PLAZAアトリウムは、東京六大学ピアノ連盟の皆さまの、今年のテーマであるベートーヴェンで構成された公演からスタートしました。まずは黄松毅さんと加藤優佳さんによるスプリングソナタ。黄さんの柔らかで繊細なヴァイオリンと、加藤さんの優しく可愛らしいピアノの音色が、丸の内の新緑を揺らす爽やかな風に乗って会場に響き渡ります。続いて登場した宮本有彩さんは、グリーンの衣装を身に纏い、明るく華やかな「ピアノ・ソナタ第7番」の第1楽章を、あたたかな音色で演奏されました。最後は京相美乃里さんがエネルギッシュな「悲愴」を披露。聴衆を魅了し、ひとりひとりの個性が光る公演が終了しました。

♪黄松毅さんより:今日の会場はコンサートホールとはまた違った音の広がり方で、弾いていて楽しかったです。いつもは緊張するタイプなのですが、音を出すことが楽しかったです。

♪加藤優佳さんより:大勢のお客さんに聴いていただけてとても嬉しかったです。会場が開放的で響く場所だったので、楽しく演奏することが出来ました。

♪宮本有彩さんより:お客様の雰囲気がとてもあたたかく、心地よく弾くことが出来ました。音も風に乗ってくれて、素敵な会場で弾くことが出来て本当に楽しかったです。良い機会をありがとうございました。

♪京相美乃里さんより:すごくたくさんのお客様が観に来てくださって、ありがたかったです!

プログラム
黄松毅(vn)、加藤優佳(p)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」ヘ長調 Op.24 より第1楽章
宮本有彩(p)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3 第1楽章
京相美乃里(p)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」 より第1楽章
ミニコンサート
ピアノ・ソナタ名曲選~ワルトシュタインと悲愴
出演:重森光太郎(p)、加藤大樹(p)

午後1番に登場したのは、ロン・ティボーコンクールで見事4位に入賞された重森光太郎さんとミュンヘンで学び完全帰国された加藤大樹さん。今年のテーマであるベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ名曲選〜ワルトシュタインと悲愴」と題し、まずは「ワルトシュタイン」の第1楽章を重森さんが色彩豊かな音色で演奏。アトリウム全体が重森さんの織り成す世界に染まりました。続く加藤さんは、まず「悲愴」についての豆知識トークを披露。これから始まる音楽を聴衆と共有し、迫真の「悲愴」を熱演されました。終演後には万雷の拍手が。今をときめく2人のピアニストの競演が、MY PLAZAアトリウムに熱を呼び込みました。

♪重森光太郎さんより:MY PLAZAアトリウムが普段演奏するホールとは違う雰囲気なので、とても楽しんで演奏出来ました。ベートーヴェンの作品をこういう場所で弾くこともなかなかないので、とても貴重な機会でした。ありがとうございました。

♪加藤大樹さんより:思っていた以上にたくさんのお客さんがいらしてくださったので、すごく楽しく演奏することが出来ました!

プログラム
重森光太郎(p)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」 第1楽章
加藤大樹(p)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
ミニコンサート
ベルリンの風~ドイツに学んだ名手たち
出演:梅村知世(p)、𠮷武優(p)

目の前のリハーサルを見ながら行列するのも丸の内コンサートの楽しみの1つかもしれません。開放的なアトリウムに響き渡るベートーヴェン交響曲第7番は既に圧倒的迫力に満ちていました。梅村知世さん(第34回ピティナ特級グランプリ)と𠮷武優さんの国際的にご活躍されるお2人による贅沢な組み合わせの連弾コンサート。4手のためのピアノソナタ(1𠮷武 2梅村)で柔らかな空気が流れます。お2人は今回初共演だそうですが「同時期にベルリンで学んだ」音楽家同士の絆が感じられました。後半はいよいよ第7番(1梅村 2 𠮷武)。オーケストラとピアノの複雑で大量な音が4手で表現され、会場は興奮の歓声と拍手に包まれました。

♪梅村知世さんより:楽しく演奏できました。お客様に喜んでいただけるようにプログラム(第7番)を選びました。弦楽器や管楽器の音も表現しなくてはならないのですが、聴いていただきとても嬉しかったです。

♪𠮷武優さんより:すごく響きが良くて、気持ちよく弾きました。(第7番は)やはり4手に凝縮されているので弾くのは結構大変でしたがお客様に喜んでいただけたら嬉しいです。ベルリンの風をお届けできればと演奏しました。

プログラム ベートーヴェン:4手のためのピアノソナタ 二長調 Op.6
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 Op.92 第1楽章、第4楽章 (ウルリヒ編による4手ピアノ版)
ミニコンサート
春と恋のバラード~「春」「魔笛」「田園」
出演:富樫音葉(vn)、西田翔(vc)、北村明日人(p)

いよいよラスト、丸の内マイプラザでの最終公演は北村明日人さん(2022ピティナ特級グランプリ)を軸に、富樫音葉さん(vn)、西田翔さん(vc)の若い音楽家がご登場です。曲は全てベートーヴェン。ヴァイオリンソナタ第5番「春 」、富樫さんの可憐な音に会場から息を呑む気配も感じられ、さらに堂々たる演奏に大きな拍手が送られました。西田さんはモーツァルト『魔笛』からの「12の変奏曲」で繊細なチェロの音を響かせ、北村さんとバディのように息ピッタリの演奏で聴衆を魅了しました。北村さんのソロ「ソナタ 第15番 〈田園〉」はひたすら美しく、暮れ惜しむ田園の風景はまさしく音楽の祭の締めくくりに相応しいものでした。

♪ 富樫音葉さんより:今日はとても緊張しましたがとても楽しかったです。機会あればまた演奏させていただきたいと思いました。

♪ 西田翔さんより:北村先生と一緒にこんなに大きな会場で演奏できたのが嬉しかったです。楽しんで演奏することができました。

♪ 北村明日人さんより:僕が頼んだ2人なので信頼していましたし、一緒に演奏できて大変嬉しいです。今日は表現したいという思い通りに2人と演奏でき、とても楽しかったです。

プログラム
富樫音葉(vn)、北村明日人(p)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」第1楽章
西田翔(vc)、北村明日人(p)
ベートーヴェン:《魔笛》の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
北村明日人(p)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第15番ニ長調 Op.28「田園」第3・4楽章

文:小原遥夏、カイネ♪あのん(2022特級公式レポーター)


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