室崎 恵太朗さん(Jr.G級銀賞)~入賞者記念コンサート出演者インタビュー

第46回ピティナ・ピアノコンペティション
入賞者記念コンサート
出演者インタビュー
顔写真
17.室崎 恵太朗[Jr.G級 銀賞]
  • ショパン:スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
全国決勝大会の演奏

入賞者記念コンサート出演おめでとうございます!コンサートで演奏する曲の聴きどころはどこですか。

この作品は、18世紀末、ヨーロッパにおけるロマン主義の中でショパンの不安、焦燥、愛、郷愁など複雑な感情の揺れを表現したものです。僕の1番好きな中間部は、ポーランドのクリスマス・キャロルである「眠れ、幼子イエス」の旋律を引用しています。聴いてくださる皆様に、ショパンの愛する家族、故郷への想いを深い音色でお届けしたいです。

今年度のコンペティションの思い出をお聞かせください。

Jr.G級は、4月に予選があり、6月にはマスタークラスがあります。今回は、イタリア人のピアニスト、リモルディ先生のレッスンと、ソニーCSL研究所でピアニストの身体の使い方について研究されている古屋晋一先生によるアドバイスを頂きました。リモルディ先生のレッスンでは、音をよく聴いて音色を幅広く作る方法を教えていただきました。自分が気付かなかった新しい視点に気付かせていただき、とても楽しく、その曲が本当に好きになりました。古屋先生には、ピアノを弾くための「姿勢」や弾きにくい箇所を弾く方法など、具体的に身体をどう使えば良いかを教えていただきました。先生の本を読む中で、ピアノを弾く上で、身体の使い方を意識することがどれだけ大切なことなのかを理解することができ、本当に感謝しています。マスタークラスでは、普段、コンペティションなどでお顔を合わせる方々とたくさん話すことができ、楽しかったです!特にピアノをやっている男の子たちと仲良くなれたことが一番の思い出です。

コンサートへの意気込みをどうぞ!

昨年に続いて2回目の出演をさせていただきます。ピティナ入賞者コンサートは、小1の頃からの憧れの舞台でした。僕の憧れの素晴らしい先輩方が出演された舞台に自分も立てるという喜びでいっぱいです。いつか僕も小さな子たちから「憧れ」と思ってもらえるように、今回のコンサートも良い演奏をしたいです。

指導者の先生へ

伊井光子先生

伊井先生には、小2の頃からお世話になっています。先生は僕に音楽の基礎・基本から教えてくださいました。初めてのコンクールの直前練習の後、「頑張ってね!」と温かく手を握っていただきました。その温かい手と励ましのお言葉を今でもよく覚えています。今でも僕が音楽を続け、このような素晴らしい舞台で演奏させていただけるのも伊井先生がいてくださったからです。これからは僕が先生に恩返しをしたいと思っています。いつか海外の大きなコンクールでメダルを取ることができたら、1番最初に先生に掛けたいと思います。その日まで僕はさらに成長できるように努力し続けます。これからもご指導、よろしくお願いいたします。

鈴木弘尚先生

僕は、鈴木先生のことを誰よりも尊敬しています。僕にとって先生は、先生としても、また音楽家としても憧れの存在です。先生のCDは車の中で必ず聴いています。シューマンの「交響的練習曲作品13」は特に大好きです。先生がこだわり抜いて仕上げられ、何度も何度もやり直し、完成されたこの素晴らしい音楽を僕は一つの音たりとも聴き逃してはいけないと思っています。「楽譜は作曲家からのメッセージだから、僕たちは素晴らしい作曲家が残した偉大な曲を正確に残していかなければいけない」という先生のお言葉をずっと忘れずにこれからも音楽と向き合っていきます。この先、不安もありますが、先生からたくさんのことを学んでいけると思うとワクワクします。僕も先生のように海外のコンクールで入賞し、海外でたくさんの人々に聴いていただけるように、頑張っていきます。これからもご指導、よろしくお願いいたします。

先生方との1枚♪
チケットお申込み<各部>

一般 3,500円/ピティナ会員・学生 3,000円

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  • チケットはe+のみの取り扱いです。
  • 当日券のお支払いは現金のみとなります。
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  • 混雑防止のため、開演前に余裕をもってご来場ください。
  • 3歳以下の乳幼児同伴の入場はご遠慮ください。
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