炭谷恭子さん(Cカテゴリー2位) グランミューズ部門入賞者インタビュー

GrandMuse
グランミューズ部門 入賞者記念コンサート
出演者インタビュー

Cカテゴリー2位を受賞された、炭谷恭子さんにインタビューをしました。炭谷さんは、お教室でピアノ教室を主宰され、大学の講師としてもご活躍中です。今回のコンサートでは、ご自身が大好きなフランスの作曲家、ラヴェルの作品を披露してくださいます。


Cカテゴリー第2位
炭谷 恭子さん
顔写真
大阪教育大学特設音楽課程(現・音楽表現コース)ピアノ専攻卒業、同大学院修了。関西フィルと共演、ジョイント・デュオリサイタル開催。国際デュオコンクール・かやぶき音楽堂デュオコンクール入選。“万里の長城杯”国際音楽コンクール一般の部B第1位・審査委員長賞。第46回ピティナ・ピアノコンペティショングランミューズCカテゴリー第2位。田中紘二、阿部裕之の各氏に師事。現在、関西学院大学、大阪総合保育大学各非常勤講師。
コンペティション演奏曲目
  • デュティユー:ピアノ・ソナタ 第3楽章「コラールと変奏」
入賞者記念コンサート演奏曲目
  • ラヴェル:「鏡」より 道化師の朝の歌

この度は、ご入賞おめでとうございます!コンペティションでご入賞されたときのお気持ちをお聞かせください。

全国大会に進めることが奇跡と思っていたので、まさかの入賞は信じられないほど驚きました。本番での演奏は思ったように弾けない部分がありましたが、入賞させていただけて本当に嬉しく思いました。

コンペティション出場の動機を教えていただけますか?

コロナ禍に入ったばかりの頃に演奏会が延期となり、再び第2波がやってきて中止も考えて悩みましたが、開催いたしました。来てくださったお客様より激励と温かいお言葉をいただいたその時から人に聴いていただく演奏には相当な覚悟が必要であると強く思いました。同時に、この先演奏することが当たり前に必ずできるとは限らないという不安を持ちました。演奏させていただく機会があるならば積極的にトライして自分を磨きたいという思いから、コンペティション出場を決めました。

コンペティションで演奏された曲の選曲理由を教えていただけますでしょうか?

フランス音楽がとても好きなのですが、時代の新しいものは演奏したことがなく、かねてより一度挑戦してみたいと思っていたデュティユーのソナタに決めました。

レッスンには通われていますか?

はい。仕事が忙しいので定期的には通えませんが、本番前には教えていただいています。

お仕事、学業ではどんなことをされていますか?

幼児教育学科の大学において非常勤講師として勤務しています。また、家ではピアノ教室をやっています。

ピアノ以外にご興味があることは何ですか?

猫が大好きで13歳の猫を飼っています。昨年は、夏の終わり頃から我が家の庭に遊びに来るようになった野良猫ちゃんの子猫3匹を保護して、家の中で面倒見るようになりました。毎日大騒動です。

普段はどれくらいピアノを練習されていますか?頻度、場所、時間などお聞かせください。

大変ムラがあります。本番前は毎日出来る限り練習しますが、仕事が忙しくなると1か月弾かないことも度々あります。自宅のピアノ室で練習しており、時間は1~5時間、その時によって変わります。

好きな作曲家、演奏家、曲についてお聞かせください。

ラヴェルが好きです。響きと構築性に魅力を感じます。 小学生の頃アルゲリッチのレコードを毎晩聴いて眠っていました。輝かしい音と恐ろしいほどのスピード感に、幼心に衝撃を受けました。
好きな曲は、「クープランの墓」、「夜のガスパール」、やはりラヴェルの曲です。過去にどちらも最後まで手に入らず本番を迎えたことがあるので、もう一度やり直したい曲でもあります。

ピアノを演奏する際に心掛けていることは何ですか?

ピアノの響きをいかに美しく飛ばすか、音楽の緩急の表現、聴いている方に何かを伝える音楽作りを目指したいと思っています。

入賞者記念コンサートの曲目の選曲理由を教えてください。

好きな作曲家であるラヴェルの「道化師の朝の歌」が、軽やかでスペイン風のリズムが記念演奏会にふさわしいと思い選びました。

入賞者記念コンサートへの意気込みを一言お願いします!

皆様に楽しんでいただけるよう、精一杯心を込めて演奏させていただきます。


グランミューズ部門入賞者記念コンサート
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