第46回コンペ グランミューズ部門入賞者インタビュー:A1カテゴリー2位 中山里紗さん

GrandMuse
グランミューズ部門 入賞者記念コンサート
出演者インタビュー

A1カテゴリー2位を受賞された、中山里紗さんにインタビューをしました。栃木県宇都宮市でお教室の先生をされながら、演奏活動でもご活躍中の中山さん。4月には、ご自身初のリサイタルも開催予定です!


A1カテゴリー第2位
中山 里紗さん
顔写真
6歳よりピアノをはじめる。宇都宮短期大学附属高等学校音楽科を経て、成績優秀特待生で宇都宮短期大学音楽科ピアノ演奏専攻を卒業、同研究科修了。ピティナ・ピアノコンペティション グランミューズ部門全国決勝大会において、2016年Yカテゴリー第3位、2019年A1カテゴリー入選、2022年A1カテゴリー第2位。2020年ピティナ・ピアノ曲事典オーディションにて「公式採用」。第3回スペイン音楽国際コンクール 第1位、第16回アジア国際音楽コンクール 社会人部門第2位(最高位)など多数の受賞歴を持つ。現在、宇都宮短期大学音楽科及び同附属高等学校音楽科非常勤講師、女声合唱団岡本カンマーコール・日光カンマーコールの伴奏ピアニスト、日光国際音楽祭声楽コンクール公式伴奏ピアニスト、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員、中山里紗ピアノ教室主宰。小倉郁子氏、西本夏生氏に師事。
コンペティション演奏曲目
  • ワーグナー=リスト:イゾルデの愛の死 S.447,R.280
  • カプースチン:《8つの演奏会用エチュード》Op.40 より 第7曲「間奏曲」、第8曲「フィナーレ」
入賞者記念コンサート演奏曲目
  • グラナドス:組曲「ゴイェスカス」より 愛の言葉
全国大会の演奏

この度は、ご入賞おめでとうございます!コンペティションでご入賞されたときのお気持ちをお聞かせください。

思いがけず第2位という結果をいただくことができて、本当に嬉しく思っています。ご指導いただいた先生方には心から感謝しています。自分に出来る全ての努力はしたと思いますし、とにかく音色に拘り続けました。全国大会前は(コロナ禍ということもあり)体調管理に気をつけ、マイナスな言葉は絶対に口にしないように、曲のことだけを考えるよう集中しました。本番の演奏を振り返るともちろん上手くいかなかったところもたくさんありますが、あの緊張感の中では精一杯の演奏だったと思います。

コンペティション出場の動機を教えていただけますか?

ほぼ毎年のようにコンペには出場していました。コンクールは結果だけではなく、周りの方々の演奏や、真剣にピアノに取り組む姿勢に大変刺激を受けますし、高いモチベーションを保ち続けるための1つのきっかけでありたいと思っています。

全国決勝大会で恩師の小倉郁子先生と

コンペティションで演奏された曲の選曲理由を教えていただけますでしょうか?

◇ワーグナー=リスト/楽劇「トリスタンとイゾルデ」よりイゾルデの愛の死
過去にこの曲でオペラ歌手の方の伴奏をしたことがあり、その際にすごく気に入りました。小柄な私にはオーケストラの重厚感のある響きを出すのは厳しいかな?と思いましたが、この壮大なストーリーを持つイゾルデの世界観を、ぜひ自分の手で奏でてみたいという気持ちが大きかったので、今回選曲しました。

◇カプースチン/8つの演奏会用エチュードよりOp.40-7「間奏曲」、Op.40-8「フィナーレ」
カプースチンは近年、私が積極的に弾いている作曲家の一人で、クラシックとジャズを融合させた素晴らしい作曲家です。世の中にはまだまだ知られていない作曲家や作品が溢れていて、それらを発掘し、私たちが演奏することで後世へ伝えていくこともピアニストの1つの使命だと思っています。

レッスンには通われていますか?

はい、地元宇都宮では小倉郁子先生、東京では西本夏生先生にご指導いただいています。

お仕事、学業ではどんなことをされていますか?

自宅でピアノ教室を主宰しており、現在、幼稚園生から中学生まで約20名の生徒さん達と日々楽しくレッスンに励んでいます。私の母校である宇都宮短期大学音楽科・同附属高等学校音楽科で講師として勤務させていただいており、栃木県を中心に積極的に演奏活動もしています。今では有難いことに、常にたくさんの曲を抱えています。

ピアノ教室の生徒さん達と

ピアノ以外にご興味があることは何ですか?

特にこれ!といったものはないのですが…可愛い動物が大好きなので、練習の合間にYouTubeやSNSなどで見て癒されています!

普段はどれくらいピアノを練習されていますか?頻度、場所、時間などお聞かせください。

平日は1時間も出来ない時がざらにありますが、休日など時間に余裕がある時は丸1日練習に費やします。自宅には防音室がありますが、住宅地であることから練習は夜22時過ぎくらいまでにしていて、本番前や譜読みに追われている時はそれ以降アップライトの消音機能で練習することもあります。

好きな作曲家、演奏家、曲についてお聞かせください。

スペインの作品やカプースチン、リズムに特徴のあるものが好きで、聴いたり弾いたりすると血が騒ぎます(笑)私は手が小さいのであまり弾いたことはありませんが、ラフマニノフの甘美で人を強く惹きつける悲哀な和声感も魅力的で、とても憧れています。

ピアノを演奏する際に心掛けていることは何ですか?

自分はどう弾きたいのか、どう表現したいのか、どう感じるのか…常に考えるように心掛けています。あとはどんな作品でも“歌う”ことを忘れないことです。

スタインウェイ&サンズ東京で行ったジョイントコンサートでの1枚

入賞者記念コンサートの曲目の選曲理由を教えてください。

グラナドスの組曲「ゴイェスカス」からⅠ.愛の言葉を演奏します。数年前に一度勉強はしていたものの、あまり演奏の機会に恵まれなかった曲なので、せっかくならこの大舞台で演奏したい!と強く思いました。愛の言葉は華やかで色鮮やかな音づかいが特徴的です。「ホタ」と呼ばれるスペインの伝統的な舞踏や、カスタネット・タンバリンの音、「トナディーリャ」というスペイン的な歌まわしが曲中に使われており、技巧的に非常に難しい作品ですが、グラナドスの中で1番大好きな作品です。

入賞者記念コンサートへの意気込みを一言お願いします!

いつもご指導いただいている先生方や、私を応援してくださる方々へ、感謝の気持ちを込めて演奏いたします。お楽しみいただけたら嬉しいです!

母校のホールで初リサイタルを開催予定!

グランミューズ部門入賞者記念コンサート
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