レポ:10/7 草加市立西町小(伊賀あゆみpf・大森啓史Hrn)

草加市立西町小学校
日時:2022年10月7日(金)
会場:音楽室
参加人数:6年生、特別支援学級 112名
出演:伊賀あゆみ(ピアノ)・大森啓史(ホルン)
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今年で12回目を迎える草加市立西町小学校では、毎年多彩な楽器を迎えてクラスコンサートを実施しています。今回はピアニストの伊賀あゆみさん(1997特級グランプリ)とホルンの大森啓史さんが訪れました。お二人のレポートが届きました。

ピアニスト・伊賀あゆみさんより

本日、大森啓史さんとは、初めまして!の初共演。ドキドキしますが、そんな体験ができるのもクラスコンサートならではです。
教室に入った瞬間から、子どもたちはみんな笑顔で、期待が伝わる空気感で、こちらの話にもたくさん頷いてくれました。ピアノを囲んでもらっての演奏では、「いろんな所に動いて聴いていいよ」と言いましたが、みなじっと集中して聴き入ってくれました。

ピアノソロの選曲は、ショパンの命日が近いのでショパンばかり。私が持参した実物大のショパンの手や、ショパンが描かれたポーランドのお札も見てもらいました。みんな手の大きさを比べたり、持ってみたり。クラシックの作曲家というと、何百年か前に亡くなって、遠い存在に感じるかもしれませんが、手を見たり、実際に私が見たポーランドのショパン博物館のピアノの話や、写真もあるんだよ!と言うと、作曲家をもっと身近に感じ、生きていた時代に思いを馳せてくれたのでは、と思います。

子どもたちのリコーダーとの共演では、なんと校長先生が指揮を買って出てくださって、盛り上げて頂きました。音楽の先生も「子育てがひと段落したので、自分のピアノもスキルアップしたい」と仰るなど、音楽に熱心な先生方がいらっしゃる学校は、本当にみんな素直で、熱心に聴いてもらえて、こちらも感動しました!

ピアノについての質問もたくさん出ました。内部のダンパーの仕組みや、強弱はどうやって付けるか、速く動かして疲れないか、など、一つ一つに答えていきました。ホルンとの共演でソステヌートペダルを使用したこともあってか、コンサート後に「真ん中のペダルは何?」と聞きにきたり、個人的に感想を伝えてくれた子もいました。「伴奏も、すごく世界観が伝わってよかったです。」とのコメント、嬉しく思いました!これからも、子どもたち、共演者、新しい音楽を通じての出会いを楽しみにしています。

ホルン・大森啓史さんより

コンサートの後半では、現代の普通に使われるホルンで一曲、そして古楽器のナチュラルホルンでモーツァルトのホルン協奏曲を演奏し、2つの種類のホルンを聴き比べてもらいました。

校長先生が指揮を志願され、楽しそうに振っておられたのが印象的でした。生徒さんたちはとても熱心に聴いてくれましたし、最後の質問コーナーでも熱心に観ていたからこその質問が次々に飛び出し、とても楽しんでくれていたように思います。

★草加市立西町小学校 校長先生と児童の皆さんからの感想へつづく★

学校クラスコンサート
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