開催レポ:「すべての子どもたちに明るい未来を」大器グループチャリティコンサート(大阪)
2021年ショパン国際ピアノコンクール本大会出場の現役医大生ピアニスト、沢田蒼梧による『“すべての子どもたちに明るい未来を”大器グループチャリティコンサート』が、2022年7月23日(土)に大阪 住友生命いずみホールにて開催されました。
コンサートはベートーヴェンの「熱情」で始まり、エネルギー溢れる演奏で心を一気に掴み、ラフマニノフの「楽興の時」で哀愁と情熱溢れる演奏に包まれ後半はショパンの24の前奏曲のドラマチックな演奏で聴衆を魅了しました。
また沢田さんの軽妙なトークも好評で、それぞれの曲についての説明も大変分かりやすく、クラシックをあまり聴き慣れていない方でも楽しめるコンサートだったのではないでしょうか。
こちらのコンサートは入場料収入をすべて後援団体へ寄付するコンサートとなっており、当日は後援団体のパネルに足を止めていただいたり、チャリティに関心を持って下さる方が多くいらしゃいました。 また、ウクライナ大使館への募金箱を設置し多くの寄付が集まりました。 医療の道を志す沢田さんの、少しでも子どもたちの役に立てたらという思いに多くの賛同が集まり、非常に温かい雰囲気のコンサートとなりました。
医学と音楽の二刀流ピアニストとして注目を集めているが、音楽に向き合う際の非常にストイックな姿勢も垣間見れ、聴衆を魅了する技術の高さ、魅力的な温かい人柄は唯一無二の物であり、新しい時代のピアニストとしてさらなる活躍が期待されます。
沢田蒼梧さんより
この度は「大器グループ・チャリティーコンサート」への出演という素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。
今回のコンサートは「すべての子どもたちに明るい未来を」という企画趣旨に共感し、出演させていただいたものです。私は現在医学科6年生で小児科を志望しており、自身の演奏が子どもたちの力になればという思いを込めて演奏いたしました。クラシックの名曲をそろえたプログラムですが、実は今回すべて初めて取り組むものでした。いずみホールの素晴らしい響きの中、お越しいただいた聴衆の皆様に喜んでいただけましたら嬉しく思います。
なお、大阪での公演ということでトークが盛り上がるかという点についてもドキドキしておりましたが、当日は会場からのあたたかなレスポンスがあり、とても安心しているところです。次回、地元・名古屋での公演もどうぞよろしくお願いいたします。
沢田蒼梧
”音楽から広がる助け合いの輪”コンサート入場料収入は、すべてセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと日本赤十字社へ寄付となり、各団体を通じて、貧困や虐待、コロナ禍、紛争地域で不自由を強いられるなど、さまざまな困難を抱えるすべての子どもたちへの支援に繋ぐ。