第45回コンペ 入賞者記念コンサート 出演者インタビュー 荘田 康太さん
出演者インタビュー
3. 荘田 康太[D級 金賞]
- リスト:《超絶技巧練習曲集》 より 第10番 ヘ短調 S.139-10
「たくさん研究し、聴いて下さる方に伝わるよう、色々な表現が出来るようになりたい」とのことですが、今年度のコンペの舞台では具体的にどのような練習や研究をしましたか。
今回、ショパンのエチュードの「黒鍵」を選曲したのですが、ちょうどショパンコンクールの予備予選が配信されていたため、色々な方の「黒鍵」を聴き比べて、手の動きや間の取り方やテンポなどを参考にしながら、練習しました。
入賞者記念コンサートへの意気込みを聞かせてください。
自分がこの舞台に立つことができるとは思っていなかったので、とても嬉しいです。1人でも多くの方の心に響くような演奏をしたいです。
ご自身の長所・短所(伸ばしたいところ)をどう捉えていますか。
長所は、1度決めた目標に向かって努力できるところ。短所は、色々考えすぎて最初の一歩がなかなか踏み出せないところ。「でも・・」とか「だって・・」とつい言ってしまうのですが、今後は、失敗を恐れず、何事にも挑戦していきたいです。
学業と練習はどのように両立していますか。
中学生になって勉強が難しくなっていますが、テスト前は勉強優先、コンクール前はピアノ優先と、優先順位を付けるようにしています。僕が憧れているピアニストの1人である沢田蒼梧さんのように、僕も両立していきたいです。
この舞台を経て、10年後、あなたはどんな人になっていると思いますか。
どんな進路を選ぶにせよ、ピアノは続けていたいです。今の僕にとっては夢のまた夢ですが、叶うなら、浜松国際ピアノコンクールに出場したいです。自分の生まれ育った街で開催されるコンクールなので、出場できたらいいなと思っています。