レポ:10/11 松戸市立横須賀小(片山柊Pf・野呂紀之Tp)
10月11日(月)に2017特級グランプリの片山柊さんと、トランペット奏者の野呂紀之さんの2人が、千葉県松戸市立横須賀小学校を訪れ、6年生を対象にコンサートを開催しました。
6年生の児童たちはトランペットとピアノの音色に聴き入り、皆静かに鑑賞していました。コロナ対策ということで体育館での実施となり、ピアノもアップライトになってしまったのですが、片山先生はとても情感豊かにソロ曲のショパンのノクターンとドビュッシーを演奏してくださいました。
トランペットの野呂先生は、音の出る仕組みを表した楽器を使ってより分かりやすく説明してくださいました。これは、ホームセンターで売っているホースなどを使って作られたそうです。(※下記に野呂さんによる解説を記載しました)
当校にはブラスバンド部がありますので、特別企画として、学校のブラスバンド部のメンバーと校歌を共演していただきました。プロの演奏家と共演したブラスの子どもたちもとても喜び、笑顔で演奏を終えていました。昨年度に続き、大満足のコンサートでした。企画から当日まで色々とありがとうございました。
今回は6年生ということで、演奏もお話も、とても静かに聴いていただきました。野呂さんが、トランペット以外にもピッコロトランペットやフリューゲルホルンなど様々な楽器を持ち替えながら演奏してくださり、また自作の楽器を用いた詳しいお話もあり楽しいコンサートとなりました。また、ブラスバンド部とのの校歌の共演も果たすことができました。先生方、児童の皆さんがとても協力的で、円滑にコンサートを進めることができました。
感染対策のため生徒さんたちとの距離を充分に取り、体育館の壇上から演奏やお話などをする初の機会でした。本来のクラスコンサートより距離を取っての演奏でしたが、先生方も含め、生徒の皆さまも真剣に演奏を聴いてくださりとても嬉しかったです。
また、今回は横須賀小学校校歌を各クラスのブラスバンドの子たちと並んで演奏する機会もいただき、大変貴重な体験が出来ました。この2年ほどはコロナ禍のため、学校訪問の演奏でも生徒さんたちの歌声との共演する機会がもてなかったので、自身にとっても本当に久しぶりに生徒さんと共に音楽を演奏するとても良い時間となりました。
楽器紹介では、トランペット、ピッコロトランペット、フリューゲルホルンの3本と、ホースで作ったトランペットを持っていきました。今回のプログラムは、もちろんトランペットだけでも吹けるのですが、せっかくの機会なので、楽器による変化も感じて楽しんでもらおうと、古典の曲をピッコロトランペット、歌曲をフリューゲルホルンで演奏してみました。
金管楽器の仕組みとして最も不思議な点は、息だけでは音が鳴らないことと、3つのボタンだけで音階を吹くということだと思っています。ホーストランペットはただのホースにマウスピースをさしたもので、固定の倍音列しか鳴らすことが出来ませんが、それでも一曲目に演奏したものと同じフレーズを吹くことが出来たりします。そのあたりから、ピストンを押すと管の長さが変わって音階が出るという仕組みにつなげてお話しました。