コンサート情報(10/19-10/25)フォルテピアノ、チェンバロで聴く古楽器の秋
≪デュオ≫1840年製のプレイエルを使ったコンサート。しっとりと落ち着いた響きをお楽しみいただく、フォルテピアノを囲んでのアンサンブルシリーズ7回目。オリジナル楽器奏者としても活躍の丹沢広樹のヴァイオリン、ヴィオラとの共演。
≪ソロとデュオ≫ ヘンデル:20/21の変奏付きのシャコンヌ(クラヴサン組曲第2集から) HWV 435、ショパン:マズルカOp.59-1、バラード第4番の他、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカでも活躍するチェロ奏者山本徹との共演で、ベートーヴェン:チェロソナタ第3番を演奏。
≪ソロとデュオ≫日本初、スカルラッティの時代にポルトガルで作られたフォルテピアノ(J.J.Antunes)の復元楽器&チェンバロの共演。レクチャーコンサートとして開催。水永牧子(チェンバロ)と平井千絵(フォルテピアノ)がお互いの専門楽器を演奏し質問し合うコーナーや、製作者久保田彰氏(久保田チェンバロ工房)迎えた奏者に役立つポイントの紹介など。チェンバロとフォルテピアノが共存し、二つの楽器を選択する自由があった、バロック後期〜古典派の初めの、移行期と言える時代。ピアノ学習者、指導者にとってもお馴染みのレパートリーに溢れた時代。貴重な機会をお見逃しなく。
≪デュオ≫第一部は、メンデルスゾーン、シューマン、シューベルト、R.シュトラウスの歌曲を取り上げる。第2部はテノールの岡崎正浩をゲストに、プッチニーのオペラ「蝶々夫人」より”愛の二重唱”。赤松林太郎ノピアノでお届けする。
≪ソロ≫ミュンヘンに学び、定期的にリサイタルを開催している。意欲的な構成でのぞむ今回のプログラムは、スクリャービン:即興曲Op.12、ドビュッシー:映像第1集より「水の反映」、メシアン:前奏曲集より「風の中の反映」、トゥルヌミール:12の前奏詩曲より「三位一体礼賛」Op.58-12、ラヴェル:鏡より第5曲「鐘の谷」、ドビュッシー:前奏曲集第1集より「沈める寺」、シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲)D946 を演奏する。
≪ソロ≫ショパン:エチュード集(練習曲集)Op.10、エチュード集(練習曲集)Op.25。全曲を届けるオール・ショパン・プログラム。
≪ジョイント≫ショパン協会会員による演奏。第3回フェスティバルのテーマは「マズルカとスケルツォ」。野々村亜梨沙、一ノ瀬夏美他、8名のピアニストが出演。
≪室内楽≫ 女性職業作曲家の草分けであるセシル・シャミナードを取り上げる。今回は彼女の中心レパートリーであるピアノ曲を中心に、代表作であるフルートのコンチェルティーノ、ピアノトリオ、林川崇氏のアレンジによる室内楽版コンチェルトシュトゥックなど、多岐にわたる彼女の魅力の全容を、第一線で活躍する現代の女性音楽家たち~坂井千春(ピアノ)玉井菜採(ヴァイオリン)向山佳絵子(チェロ)高木綾子(フルート)が再現する。