レポート:スタインウェイ&サンズ東京・大阪 グランプリ受賞記念リサイタル
スタインウェイ&サンズ東京・大阪 グランプリ受賞記念リサイタル
- 2025年10月12日(日)14:00開演
- スタインウェイ&サンズ東京
- 2025年10月24日(金)17:00開演
- スタインウェイ&サンズ大阪
- ピアノ: 稲沢朋華
東京と大阪、2都市のスタインウェイサロンでのグランプリ受賞記念コンサート
2025特級グランプリ受賞記念の褒賞コンサートとして、10月12日の午後にスタインウェイ&サンズ東京にて、10月24日の夕方にはスタインウェイ&サンズ大阪にて、稲沢朋華さんのリサイタルが開かれました。
東京公演ではショパンのエチュードOp.25-5 ホ短調とスケルツォ第1番、そして特級セミファイナルで聴衆を魅了したシューベルトのピアノソナタ第21番 変ロ長調 D960を披露。大阪公演ではショパンに代えてモーツァルトのピアノソナタ 第4番 変ホ長調とラフマニノフの「音の絵」Op.39-1 ハ短調を演奏しました。稲沢さんからのメッセージをお届けします。
稲沢朋華さんより
スタインウェイ&サンズ東京での演奏会を終え、あらためて10月という私の中で過去と未来が強くつながった時間を振り返っています。私にとってこのひと月は、ショパンに没頭した特別な期間でした。今回スタインウェイさんではショパンの作品をいくつか演奏させていただきました。同じ時期にワルシャワで開催されていたショパンコンクールからも大きな勇気と刺激をいただき、寝ても覚めても頭の中はずっとショパン。そんな日々の中で、「大好きなスケルツォを4曲すべて勉強したい」という新たな目標も生まれました。3月21日に東京・勝どきで開催されるピティナ入賞者記念コンサートでは、スケルツォ第2番を演奏させていただきます。今の自分のすべてを、心を込めてお届けできたらと思っています。
このサロンで弾かせていただいたピアノは、塗装前の美しい木目がそのまま生かされたデザインで、木の温もりと楽器としての風格をあわせ持つ特別な一台でした。深みのあるやわらかな響きに包まれながらショパンを奏でられたことを、とても幸せに感じました。
そしてその余韻のまま、大阪スタインウェイでの演奏会へ。シューベルトの21番のソナタは2025年の弾き納めでもあり、これまでの歩みを思い返しながら演奏する時間となりました。G級、Pre特級の頃から大阪で応援し続けてくださっているお客様にもお会いでき、高校時代に切磋琢磨した大切な友人も駆けつけてくれて、音楽を通して人と再会し、つながり続けられることのありがたさをあらためて実感した二日間でした。
稲沢朋華