第1456回:1/21 泉南市立東小学校(紀之定郁恵pf・石田知子vn)

泉南市立東小学校
日時:2026年1月21日(水)
会場:体育館
参加人数:1~6年生 78名
出演:紀之定 郁恵(ピアノ)・石田 知子(ヴァイオリン)
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大阪の泉南市立東小学校では、2023年に引き続き2回目の学校クラスコンサートが開催されました。前回と同じ、ピアニストの紀之定郁恵さんとヴァイオリニスト石田知子さんが訪れ、3年生以上の児童にとっては再会コンサートとなりました。岸和田ちきりステーションからのレポートをお届けします。

岸和田ちきりステーションによるレポート

1月21日に泉南市立東小学校にて学校クラスコンサートを開催し、ピアニストの紀之定郁恵さんとヴァイオリニストの石田知子さんが演奏されました。

全校生徒78名を対象に2学年ずつに分けて計3回実施しましたが、演奏者のお二人は各学年に応じて曲やお話の内容を変えてコンサートを展開されていたことが印象深く、毎回の子どもたちの反応を見てこちらも楽しく嬉しい気持ちになりました。

ピアノの紀之定さんは、1・2年生の回ではモーツァルトの「きらきら星変奏曲」、3~6年生の回ではシューマン=リストの「献呈」を選曲されました。

説明の仕方にも工夫をされていて、1・2年生に向けては、「ピアノの鍵盤が88鍵ある」というお話をされる際、数がわかりやすいように88個の星を書いた紙を用意して説明されていました。

また、3年生以上で演奏した「献呈」の演奏前には、原曲となった歌曲のもとになった詩の意味を読みあげたり、5・6年生には世界地図を拡大した紙を用意して、作曲家の生まれた国を地図上で示したりされていました。

石田さんはヴァイオリンの楽器説明をされる際に、1・2年生には、「弓はどの動物のしっぽの毛でできているかな?」といったクイズを出して、目の前で弓の毛をはずして見せながら考えてもらいました。

3年生以上には、弓、弦、駒、というヴァイオリンの大事なパーツの名前を書いた紙を見せたり、魂柱の見本を持参されて全員に回して触らせながら説明してくださいました。

ピアノやヴァイオリンの弾き真似をしながらリズムをとり、にこにこ楽しそうに聴いている低学年と、目をそらさずに興味を持って真剣に聴いている高学年ですが、演奏終了後には、みんな「楽しかった〜」と言ってくれて、とても嬉しい一日となりました。

2年前に続きお声をかけてくださいました校長先生はじめ、ご協力いただきました先生方に感謝しております。

レポート◎ピティナ岸和田ちきりステーション 井上朗子

ピアノ:紀之定郁恵さんより

全学年ということで、各学年の子どもたちの成長に合わせた選曲、説明を意識しました。</div>

低学年の生徒さんへの『きらきら星変奏曲』は、耳馴染みのある『きらきら星』の姿が変わっていく『変奏』を分かりやすく説明でき、明るい、悲しそう、などのコントラストも伝わりやすいため選曲しました。鍵盤の数は、88という数がまだイメージしにくい生徒さんもいると思うので、実際に星を書いて『こんなに多いの!?』と、目でしっかり確認してもらいました。

中学年の生徒さんには『献呈』を演奏しました。元々歌曲であるためメロディラインが聴き取りやすく、シューマンのクララへの想いを感じ取ってもらえるよう、歌詞も伝えました。歌詞そのままだと少し難しい内容ですが、噛み砕いて説明しました。『好き』、『大切』、など、人間的な感性も成長著しい年齢だと思うので、シューマンはどんな気持ちなのだろう?と想像しながら聴いてもらいました。

高学年の生徒さんにも、『献呈』を聴いてもらいました。前回は中学年で聴いてもらったのですが、その時より心身ともに成長されているので、聴こえ方がまた違うだろうと思い、前回も弾いたことも伝え聴いてもらいました。「シューマンはクララのこと、どう思ってると思う?」と演奏後に聞くと、『めっちゃ好きそう』『とても大事にしてそう』という感想も言ってくれました! 世界の勉強もしているので、日本からの距離や世界の音楽という部分にも触れてもらえたらいいなと思って世界地図も広げて準備しました。

シューマンやリストだけでなく、ヴァイオリンの作曲家など、その日に演奏した作曲家の出身地も確認でき、ヨーロッパの音楽が盛んなのだという認識もしてもらえたらいいなと思い、内容を計画をしました。

ヴァイオリン:石田知子さんより

「全学年対象なので低学年はどんな反応するかな??皆んな楽しんで貰いたい!」
ピアノの紀ノ定さんと二人三脚で泉南市立東小学校さんのあたたかい雰囲気に包まれた時間に感じました。

学校の先生より

ピアニストとヴァイオリニストとのお二人と楽しく素敵な時間を過ごすことができました。間近で、心のこもった演奏をありがとうございました。

何よりも演奏者との距離が近く、間近で楽器や音色を感じ取れたことがよかったです。子どもたちは目の前で演奏してくれる姿に目をかがやかせていました。思わず体でリズムを取り、全身で音楽を楽しめていました。特に、演奏中の楽器の構造を見せてもらっている時の子どもたちが、真剣な表情で興味深くのぞき込んでいたのがとても印象的でした。

子どもたちにとって、音楽を身近に感じ、楽しむことができる機会となりました。今後も子どもたちが音楽を身近に感じられる機会を継続していただきたいです。

学校クラスコンサート
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