第47回コンペ ソロ・デュオ部門 入賞者記念コンサート 当日のレポート
2024年3月24日(日)、第一生命ホール(東京・中央区)にて第47回ピティナ・ピアノコンペティション入賞者記念コンサートを開催いたしました。2023年度のソロ・デュオ部門地区予選参加者はのべ29,045組にのぼり、その中から見事全国大会で入賞を果たした34組43名、さらに第11回福田靖子賞選考会の上位入賞者2名が一堂に会し、熱演を繰り広げました。
第1部では、A1級以上のソロ部門、デュオ部門連弾の受賞者が登場。かねてからの憧れの一曲に挑戦した方や、過去のステージのリベンジとして選曲された方も。こだわりのプログラムで、色彩豊かな音色が第一生命ホールに響き渡りました。
今回は、演奏前に各出演者によるステージコメントが紹介され、選曲理由や楽曲の魅力、指導者の先生やご家族への感謝の気持ちなど、コンサートにかける想いが垣間見える時間となりました。
特級グランプリの鈴木愛美さんの演奏後、第1部出演者全員がステージに上がり、カーテンコールが行われました。盛大な拍手の中、第1部は閉幕となりました。
第2部では、2台ピアノによる演奏から始まり、続いてソロ部門C級以上の金賞受賞者や福田靖子賞の受賞者が思い思いの選曲で個性溢れる音楽を奏でました。全国各地から集った受賞者一人ひとりの想いがこもった演奏には、胸を打つものがありました。
第2部最後のプログラムは、鈴木さんによるモーツァルトのピアノ四重奏。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、そしてピアノの美しい音色が一体となり、優雅な響きが会場を包み込みます。
第2部の出演者が勢ぞろいしたカーテンコールでは、素晴らしい演奏を披露した出演者へ会場から惜しみない拍手が送られ、大盛況のうちにコンサートは幕を下ろしました。
今年度も大変多くのお客様にご来場いただき、入賞者記念コンサートが終了いたしました。
若く才能豊かなピアニストの熱演の数々は、昨夏のコンペの熱気を思い起こさせるものでした。
舞台裏では、ソロ部門A1級から特級、デュオ部門初級から上級まで幅広い世代のピアニストたちが入り交じり、交流する姿がみられました。出演者にとっても、刺激的な一日となったようです。
4月を迎え、新たなコンペティションシーズンが幕を開けます。この夏も、コンペティションを通して生まれる様々なドラマ、皆さまの「また参加したい」という笑顔に出会えることに期待が高まります。多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。