レポ:11/27 泉南市立東小(紀之定郁恵pf・石田知子vn)
大阪府泉南市立東小学校で初のピティナ学校クラスコンサートが開催されました。今年度この学校へ赴任された河野敬重校長先生が、前任校の岸和田市の小学校で実施していた学校クラスコンサートを、ぜひ異動先の学校でも続けたいとのことで、岸和田ちきりステーションへご相談があり実現したという、とても嬉しい発展でした。
岸和田ちきりステーションの学校クラスコンサートで活躍中のピアニスト・紀之定郁恵さんと、ヴァイオリニストの石田知子さんのお二人が、泉南市までお出かけくださいました。低学年・中学年・高学年に分けて全校生徒が体験することができました。
児童の皆さんからも、「歌詞はなかったけれど、ここはこういう感じとすごく伝わってきた」「歌っている人はいなくても、バイオリンで歌っているみたいだった」などと鋭い感想も届き、音楽が新しい地の子どもたちの心に届いたことを感じることができました。
校長先生はじめ、音楽の先生、各学年の先生方、そして、全校生徒さん達に、温かい雰囲気で迎えていただき、嬉しく思いました。生徒さん達には、聴く時は、静かに聴いたうえで、反応が良く発言してくれていました。紀之定さん、石田さんは、各学年ごとに、わかるように、話す内容を変えて、また、どの部も素敵な演奏をしてくださいました。
今回、井上先生に、泉南市にある本校でもクラスコンサートを開きたいのですがと無理を承知でご相談させていただきました。子どもたちが、生の音楽に浸れる機会をぜひ持たせてあげたいという願いからでした。岸和田市外での活動は、前例がないということではありましたが、井上先生はじめピティナ事務局の方々が前向きに検討してくださり、実現に至りました。
当日は、冷え込みが厳しく底冷えする体育館という環境の中での実施となりましたが、紀之定さんのピアノ、石田さんのヴァイオリンの音色に子どもたちは目を輝かせ、寒さを忘れて素敵な音色に聴き入っていました。旋律を口ずさんだり、足や指でリズムをとったり、拍の流れに合わせて体を揺らしていたり、それぞれの楽しみ方で演奏を聴く姿が見られました。素敵な時間を提供していただけたことに心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
- 近くでひいてくれたのがうれしかったです。(1年生)
- バイオリンのはやいところが、アリスの国みたいでよかったです。(2年生)
- 鬼滅の刃の曲で、バイオリンとピアノでひいていたので、すごかったし感動しました。ピアノは生でよく見るけど、バイオリンはテレビとかでしか見たことないので、バイオリンのことをよく知りました。お母さんに教えてあげたいほどよかったです。(3年生)
- バイオリンのはやさがすごかったし、鬼滅の刃を聴けて、生で聴けて、運がいいなとも思いました。(3年生)
- バイオリンとピアノの音がすごくきれいな音でした。バイオリンの音が大きくなったり小さくなったりしてすごくかっこいいなと思いました。ピアノとバイオリンを一緒にならすと、すごく迫力があってすごいなと思いました。わたしも楽器をもっとうまくできるようにがんばりたいです。あと、バイオリンとピアノをひいている人の表情がすごくかっこいいなと思いました。また、絶対に聴きたいなと思います。(4年生)
- 一番良かったのは、「けんてい」がよかったです。愛をこめて演奏しているようでした。ほかにもいろいろなことを教えてもらったし、バイオリンの弓は、馬の毛でできていると知らなかったです。また、見る機会があれば、見たいです。がんばってください。(4年生)
- 「けんてい」は、歌詞はなかったけど、ここはこういう感じだったとかがすごく伝わってきた。「チャルダッシュ」もものすごく速く、ピアノもバイオリンもひけていてすごかった。バイオリンをひきながら歩いていたりして動いていたけど、自分だったら、ひくのだけで精一杯なので、すごいと思った。(4年生)
- 歌っている人がいなくても、バイオリンで歌っているみたいですごかったです。ピアノもすごくきれいで、ピアノとバイオリンのコンビがすごくよかったです。(5年生)
- さびに入った時に、いきなり音が大きく、太く、力強くなったところがびっくりしたし、一番感動しました。さび以外は、音がなめらかにひびきわたっていて、とてもきれいでした。「音楽」という言葉そのままの「音を楽しむ」という意味がとても伝わってくる、楽しい演奏でした。(5年生)
- テンポの速い曲で、ヴァイオエリンの石田さんが近くまで来てくれて感動したし、みんなが石田さんに注目している中、紀之定さんが、とても上手にリードしていて、二人の相性がぴったりで、感げきしました。一生の思い出になりました!!ありがとうございます。(6年生)