小野口 夕月さん(F級銀賞)~入賞者記念コンサート出演者インタビュー
- プロコフィエフ:《風刺(サルカズム)》Op.17より 第1曲「嵐のように」、第3曲「せき立てるアレグロ」、第4曲「狂気したように」
入賞者記念コンサートへのご出演おめでとうございます!コンサートでの演奏曲について教えてください。
プロコフィエフには、いつも暗黒の世界が現れます。攻撃的な旋律、不穏なリズムや転調に悪魔的な世界へといざなわれ、そこから目醒めると人間の儚さを思わせてくれる。そういった魅力が私の大好きな所です。
今年度のコンペティションの思い出をお聞かせください。
夏のピティナ本選前に大好きな祖父が病になりました。私はピアノを弾く事により、祖父を想いました。特にショパンのエオリアンハープの神々しさで気持ちが救われた思いになりました。音楽の力を改めて感じた夏になりました。
学業と練習はどのように両立していますか。
学校にいる間は勉強に集中、17時からはピアノ、練習後は勉強…と、スケジュールを組んでいます。でも、友達とのお喋りや笑いは絶対に必須科目です。
好きな音楽家、憧れの音楽家はいますか。
私の憧れのピアニストは、川崎槙耶さんです。藤代先生の娘さんでもあり藝大の院生です。小さい頃から発表会の時に槙耶さんの演奏を聴いています。槙耶さんの演奏を聴くと、自分の本番が終わり眠たくなった目や頭が一気に覚め、舞台がキラキラ輝きだします。私もいつか槙耶さんの様に小さい子供達に夢を与えたいです。
ピアノを弾いていて良かった、と思う瞬間
何百年もの時代を超えて私の元に音楽が届き、わずか数音で感動を覚えた時はわくわくします。何て美しいと思ってしまいます。
お住まいの地域の魅力を教えてください。
山々に囲まれているとても美しい街です。奇跡の清流と呼ばれている仁淀川がすぐそばを流れています。小鳥の鳴き声と共にピアノを練習しています。空気がとてもきれいで、海の幸も山の幸も全て美味しくて最高です。住んでる人もみんな温かいです。
練習が大変な時の気分転換の方法
家の周りを歩きに行きます。ぼーっと何も考えず空気を吸って散歩します。
一般 3,500円/ピティナ会員・学生 3,000円
- チケットはe+のみの取り扱いです。
- 当日券のお支払いは現金のみとなります。
- 感染対策のため、ご連絡先をお伺いする場合がございます。
- 混雑防止のため、開演前に余裕をもってご来場ください。
- 3歳以下の乳幼児同伴の入場はご遠慮ください。