グランミューズ部門入賞者インタビュー:A2カテゴリー2位 股木裕美子さん

GrandMuse
グランミューズ部門 入賞者記念コンサート
出演者インタビュー

2022年2月26日(土)に行われるグランミューズ部門入賞者記念コンサート。
三人目は股木裕美子さんにお話をうかがいました。お教室でご指導されている「股木先生」でもあります。コンクールへの挑戦の動機や、運営されているお教室のことについて伺ってみました。


A2カテゴリー2位
股木裕美子さん
顔写真
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全国決勝大会の演奏

ご受賞おめでとうございます。全国大会はいかがでしたか?

ものすごい緊張の中でしたが、グランミューズ部門では憧れの王子ホールの舞台で演奏をすることができて、すごくうれしかったです!

全国大会の曲はハイドンのピアノソナタでしたが、こちらの選曲理由を教えてください。

コンクールで古典派を弾かれる方は少ないですよね。勝ち残りにくい曲である事は認識していたのですが、入賞に近いかどうかは考えずに、自分の好きな曲、気持ちの入る曲で臨みたいと思い選びました。

股木先生は沢山コンクールに出られていますが、お教室のHPを拝見しましたら、生徒さんもコンクールなどで活躍されていますね。

全員に漏れなく参加を促すというわけではないのですが、出たいという気持ちの強い生徒さんのコンペティション、提携コンクールなどへの挑戦を応援しています。12月19日には千葉支部の入賞者記念コンサートに生徒と一緒に出演しました!

先生がコンクールへ挑戦されることに対して、生徒さんへの影響はありましたか?

生徒も応援してくれます。入賞した時は、たくさん「先生おめでとう」のメッセージをもらいました。生徒たちもみんな、コンクールを前向きにとらえてくれています。

ステップにも多くご参加いただいていますね。

今回の入賞者コンサートに向けて、ステップに数回申し込んでいます。このような機会を前にした時、アドバイザーの先生からメッセージをもらえるステップは大変ありがたいですね。

お教室はどのように運営されていますか?

レッスンは、平日の夕方と、土曜の午前中にしています。最近、教室ではドホナーニの指のためのトレーニングが流行っています。楽しくメトロノームつけながら指トレをしています!発表会も年に一度開催しており、来年の1月に13回目を予定しています。昼間と日曜日はレッスンをせずに、練習など自分のための時間として使っています。
30代半ばくらいまでピアノを教えていましたが、引っ越しなどがあり、家の生徒はしばらくとっていませんでした。2012年から自宅でもまたピアノを教え始めたという感じです。

入賞者コンサートではショパンを選曲されていますね。こちらの選曲理由を教えてください。

この作品も気持ちの入る大好きな作品です。コンペでは古典派を演奏して評価していただいたので、古典派を弾くか随分悩んだのですが、他の曲に挑戦したいと思い、ずっと弾きたいと思っていたショパンのマズルカを中心にを選びました。丁度良い分数の曲という観点からも考えて、今回初めて取り組むことになりました。

他に、好きな作曲家はいますか?

ブラームスとフランクが好きです。特に、ブラームスは室内楽が大好きです。2010年までは関西に住んでいて、ピアノソロというよりは、弦楽器の友人たちと室内楽を楽しんでいました。 ピアノ・トリオ、クインテット、ヴァイオリン・ソナタ、クラリネット・ソナタなど、どの曲も大好きです!交響曲も、1番から4番まで本当に素晴らしいですよね。 ピアノソロの曲も、これからじっくり弾いていきたいなと思っています。

音楽以外の趣味はありますか?

昔はテニスをやっていたのですが、最近は趣味もピアノ。ピアノを教えることもピアノで表現できると嬉しくて、本当にピアノ一色なんです!
お笑いも好きです。笑点も好きでだいぶ申し込んでいるんですけど、なかなか当たらないです(笑)そういうのも気分転換になっています。
それから、スイーツも大好きです。美味しいお店を教えてもらうと必ず行きます!

今はピアノに熱中されているとのことですが、モチベーションはどのあたりにありますか?

作品を突き詰めて、尊敬する作曲家の楽曲を少しでも良い表現、高い水準で弾きたいというのが一番もモチベーションです。ただ、家で弾いているだけでは高まらないので、コンクールは貴重な機会になっています。そんな風に捉えて挑戦しています。

作品を仕上げるために、養っていることはありますか?

ショパンのバラードに取り組んでいるときには、ショパンがインスピレーションを受けたという詩を検索して読んでみて、イメージを膨らませたりしました。何か関連することも、インターネットで詩の原文なども見られるので、インターネットを活用しています。

今後の目標を教えてください。

私の好きな演奏家はアルゲリッチなんですね。自分の中のレジェンドです。アルゲリッチになれる訳ではないんですけど、自分の目標で、あんな演奏家にちょっとでも近づいていきたいなって思っています。何年かかるか分からないですけど(笑)あんな魂が揺さぶられるようなダイナミックな演奏で、それでもって美しい歌がある、そんな憧れのアルゲリッチに1ミリでも近づいて演奏したいなと思っています。

ありがとうございました。先生として、演奏者として、大好きなピアノのお仕事で益々ご活躍されることをお祈り申し上げます!


グランミューズ部門入賞者記念コンサート
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