アクセスパス・インタビューVol.6:主催者インタビュー~東京交響楽団営業部 竹内啓さん

目で見て音楽の動きがわかる
ピアノ学習者は、1人で練習し、1人で演奏するという機会が圧倒的に多い。そんな中で、大人数で1つの音楽を創り上げる"オーケストラのコンサートを聴く"ということは、ピアノ学習者にどんな発見をもたらしてくれるのだろうか。ピアノ学習者のために、小菅優、ジョナサン・ビスなど優秀なピアニストとのコンチェルトをご提供くださった東京交響楽団の竹内氏に、オケの魅力を伺った。

小菅優、ビスなどとのピアノ協奏曲の公演をご提供いただきました。

オケのコンサートは、どうしても学生にとっては少し割高となってしまい、なかなかチケットを安くすることはできません。そのため、学生さんたちの比 率というのは決して多くありません。ですが、特に音楽を勉強されている方には、ぜひオーケストラの音にも触れていただきたい。「アクセスパス」の場合、' ピアノを学習している学生'ということで対象と目的がはっきりしているので、これがオケと学生さんとのいい出会いになればと思いました。

ピアノ学習者に、オケはこんな所に注目するとおもしろい、というポイントは?

そうですね、色々あると思いますが、例えばピアノをやっている人はオケの中のピアノは追えるのであれば、次にオケの中に何か別の楽器を見つけて、そ れが今何をやっているのかな、と追いかけてみるのもおもしろいかもしれませんね。ピアノ以外に好きな楽器があると、広がると思います。

オーケストラは特に、CDで聴くのと違って、生では目で見てどこが動いているかわかるのもおもしろいですね。

CDで聴いたり、頭の中ではどうしても旋律部分ばかり思い浮かべがちですが、実際に見てみると、実は旋律を担当しているのは1stヴァイオリンだけ で、他は全部リズムを刻んでいたりします。全体が同じ動きをしているtuttiや、異なる動きが合わさって音楽を作っている部分と、目で見て音楽の動きが わかる所もおもしろいですね。ピアノでは1人でやっていることが、オケだとそれぞれ違うことをやりながら100人で1つの音楽を創っているということが実 感できると、音楽をする上でも収穫があるのではないでしょうか。

最後に、ピアノ学習者へ一言。

まずは、一度聴きにきてみてください。色々な発見ができると思います。また、オケのチケットは高いといっても、今回のアクセスパスや、当日学生券、 1日5組親子限定マエストロシートなど、お得なチケットの情報も探してみると、結構行けると思いますので、ぜひご利用ください。

(東京交響楽団営業部 竹内啓さん)

これからのアクセスパス公演:2/8、2/10ジョナサン・ビス、5/17リーリャ・ジルベルシュテイン ※終了しました。
ジョナサン・ビス指導者モニター~指導者もお得な企画! ※終了しました。
★東京交響楽団

【広告】