レポ:7/10,11 川崎市立犬蔵小学校クラスコンサート(海野春絵pf・海野幹雄vc)

川崎市立犬蔵小学校
日時:2025年7月10日(木)、11日(金)
会場:音楽室
参加人数:4年生 165名
出演:海野春絵(ピアノ)・海野幹雄(チェロ)
協力:PTA役員
プログラムはこちら

川崎市立犬蔵小学校では、学校のPTA役員主催として学校クラスコンサートを開催しました。この学校のPTAでもある海野春絵さん(1999特級グランプリ)とチェリストの海野幹雄さんが4年生5クラスを対象に2日間にわたり実施しました。PTAのイベントとして保護者の方々の参観もありました。演奏者、保護者の方々、学校の先生からのコメントをお届けします。

ピアニスト・海野春絵さんより

今年で3年目のクラスコンサート。今年から趣旨をかえてチェロを中心としたプログラムにしてみました。

今年の4年生もクラスによって全然カラーが違い、個性豊かなかわいい子供達でした。どのクラスでも質問コーナーが盛り上がり、時間オーバーになることも。また、共演コーナーでの皆の歌声がとても美しく、二人で感動しながらの共演になりました。

保護者の方々が昨年よりも聴きにいらして下さったのは同じ保護者の観点からも嬉しいことでした。また来年以降も続けていけたら嬉しく思います。ありがとうございました。

犬蔵小PTA役員より

昨年度に引き続き、4年生の音楽の時間に保護者も参加できるかたちで演奏会を行いました。当日は、普段体験することのできないプロの演奏家によるピアノとチェロの素敵なパフォーマンスを間近で見ることができ、子どもも大人も一気に引き込まれ、あっという間の45分間でした。保護者アンケートでも全ての方より『大変満足』との回答をいただきました。来年以降も引き続き開催できたらと思っております。

音楽の先生より

音楽が好きな子、苦手な子がいる中、子どもたちは、その子なりの表現方法で演奏を楽しんでいました。静かに耳を傾ける子、体をゆらす子、踊り出す子、演奏の良さを言葉で表せなくとも、顔の表情、動作で十分伝わりました。演奏者の優しい語り、音楽室に響き渡る楽器の音色、45分間演奏者と子どもたちがとけ合ったようなコンサートでした。

保護者の皆さまの感想より(抜粋)
  • 音楽室という広すぎない空間で、マイクなしでの生の演奏が聴けたことがとても良かったです。チェロ、ピアノの楽器の仕組みや特徴、曲のイメージなどを分かりやすくお話ししてくださったことで、演奏をより深く味わうことができました。個人的には『白鳥』のチェロの優雅な音の響き、ピアノの水を表す旋律がとても美しくて心洗われました。
  • 生の演奏を聴かせていただき、子どもたちが思っていた以上に感銘を受けているのが目に見えて分かりました。ある児童が途中、琴線に触れたのだと思いますが、本人も思いがけず涙が止まらなくなってしまったようで、何度も涙を拭っていました。直に目の前で深い音色に触れたことで、色々感じたのだと思います。そんな姿に、大人の私まで胸いっぱいになりました。とても素敵な時間でした。
  • 帰宅して息子とも音楽の素晴らしさの話がたくさん出来ました。子どもたちにとって、音楽に触れるという思い出に残る素晴らしい時間だったと思います。
  • 最初の曲から、目からボロボロと涙が。コンサートの構成も、楽器の説明、演奏への参加などが含まれ、きっと子供たちも飽きずに興味を持ってこの時間に参加できたと思っています。さすがプロだと思いました!
  • 各クラスで開催することの良い点が存分に感じられました。楽器や演奏者との距離が大変近くて、普段楽器になかなか触れることがない子供たちにとっても、大変良い機会だったと感じています。
  • 最後のチェロの演奏は特に楽しませていただき、子ども達も目が釘付けでした。ピアノも、ただの演奏ではなく一緒に楽しむスタイルにしてくださっていて、随所にたくさんの音楽への愛、音を楽しむことを伝えようとする気持ちが散りばめられ、素敵でした。楽器に興味のなかった息子も、帰宅するなり「凄かった…!」と目を輝かせて話していました。素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。
学校クラスコンサート
【広告】