長谷川悠さん(A1カテゴリー2位) グランミューズ部門入賞者インタビュー

GrandMuse
第47回 ピティナ・ピアノコンペティション
グランミューズ部門
入賞者記念コンサート
出演者インタビュー
長谷川悠さん
A1カテゴリー2位
1999年生まれ。6歳よりピアノを始める。第57回新潟県音楽コンクールピアノ部門一般の部本選会優秀賞、第47回ピティナ・ピアノコンペティショングランミューズ部門A1カテゴリー全国大会第2位等、受賞多数。新潟県立新潟中央高等学校音楽科、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻を卒業。現在桐朋学園大学院大学1年在学中。これまでにピアノを福田多津、内海啓子、相馬上子、上野真、林直美、田部京子、岡田博美の各氏に師事。室内楽を銅銀久弥、川久保賜紀の各氏に師事。

コンペティション演奏曲目

ショパン:エチュード Op.10-1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番 Op.109 第3楽章

入賞者記念コンサート演奏曲目

ショパン:プレリュード Op.28-15『 雨だれ』
ドビュッシー:映像第1 集より 第3番 『動き』


インタビュー

少し前のことになりますが、コンペティションでご入賞されたときのお気持ちをお聞かせください。

演奏中のミスもあり、正直入賞できるとは思っていなかったので、名前を呼ばれたときはとてもびっくりしました。本当に嬉しかったです。

コンペティションの選曲理由を教えていただけますでしょうか?

2つの異なるスタイルの作品を含むということで、一曲は、大切なコンクールでは必ずと言っていいほど入れてきたショパンのエチュードのOp.10-1を、もう一つは大好きなベートーヴェンの作品を選びました。

学業ではどんなことをされていますか?

桐朋学園大学院大学で、演奏を主軸として勉強しています。
初めての室内楽にも挑戦することができ、素晴らしい先生方や仲間たちにも恵まれ、毎日刺激的で有意義な時間を過ごしています。

ピアノ以外にご興味があることは何ですか?

ミュージカルなどの舞台を観たり、大好きなアーティストのライブに行ったりすることです。
ライブ配信を見ることもありますが、やはり、実際に会場で生の舞台を見るのが、私にとって至福の時間になっています。

好きな作曲家、演奏家、曲についてお聞かせください。

好きな作曲家、演奏家、曲は本当にたくさんありすぎてしまうので、ここでは好きな作曲家を上げさせてもらいます。
その作曲家とは、ベートーヴェンです。魂に訴えかけてくるような力強さ、一瞬にして心を奪われてしまう美しさ、静と動、光と影が織りなす彼の音楽にいつも魅了され、勇気づけられています。

ピアノを演奏する際に心掛けていることは何ですか?

たくさんありますが、あえて一つ挙げるとしたら音を聴くということです。
曲と向き合ったとき、自分がどんな音を出したいのか、そして今出している音はどれくらいその理想に近いのかを考えて練習しています。
本番では、とても難しいのですが、ステージや会場の大きさに合わせ、ホールの一番後ろまで届くような音作りができるよう意識しています。

入賞者記念コンサートの曲目の選曲理由を教えてください。

入賞者記念コンサートということで、お客様と共に楽しい舞台を作れるよう、たくさんの方に愛されているショパン作曲の「雨だれ」を入れさせていただきました。
もう一曲のドビュッシーの「運動」は、ちょっと奇妙な、ドビュッシー流のユーモアのある曲なので、楽しんで聴いていただけたらと思います。

入賞者記念コンサートへの意気込みを一言お願いします!

今回初めてピティナの入賞者記念コンサートに出場させていただきます。
とても緊張していますが、それと同じくらいワクワクもしています。2人の作曲家の素晴らしい作品とともに、この胸の高鳴りを皆さんにお届けできたらと思います。自分のベストを尽くし、精一杯頑張ります!

グランミューズ部門のへの参加は、ありがたいことに年々増えています。大人のピアノ学習の継続的な発展のため、グランミューズ部門へ初挑戦を検討している方へメッセージをお願いします。

グランミューズ部門は、A1カテゴリーの全国大会以外は全て一曲勝負の部門です。課題曲もないため、自分の好きな曲で挑戦できます。自分の『大好き!』を思い切り表現できる場です。グランミューズ部門は、たくさんの『大好き』が集まった、素晴らしい舞台だと思います。ぜひ挑戦してみてください!

▼コンサート詳細はこちら▼
2023年度 グランミューズ部門入賞者記念コンサート
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