海外褒賞公演レポ:ポーランド夏季国際ピアノフェスティバル2022

海外褒賞公演レポート
ポーランド夏季国際ピアノフェスティバル2022 in ナウェンチェフ
尾城杏奈さん・三重野奈緒さん

昨夏の2022年7月18日~29日、ポーランド夏季国際ピアノフェスティバル(ナウェンチェフ音楽祭)に、尾城杏奈さん(2020特級グランプリ)、三重野奈緒さん(2017特級銀賞)が参加し、リサイタルとコンチェルト演奏会に出演しました。音楽監督カジミエル・ブジョゾフスキー&マック・トモコ・ブジョゾフスキー先生ご夫妻が主宰する約2週間の音楽祭。

ナウェンチェフは温泉を所有する美しく快適なリゾート地で、LublinとKazimierz Dolny という町の間に位置しています。カジミア・ドルニーはヴィスワ川 (Wisła)沿いにある絵に描いたように美しい歴史ある町です。
この二つの町にてコンサートやレッスンが行なわれ, 参加者はマスタークラスも受構することが出来ます。リサイタルや室内管弦楽団とのコンチェルトなど様々な催しものが開催されます。

いよいよ今年の7月には、野村友里愛さん(2021特級グランプリ)、北村明日人さん(2022特級グランプリ)の派遣も決定しています。

昨年の模様を、写真とレポートで振り返ります。

ソロリサイタル

尾城杏奈さんは2回のソロリサイタルに出演。地元テレビ局の取材を受けニュースに紹介されました。三重野さんはスペインの演奏ツアーから急遽ポーランド入りし、コンサートに参加しました。

2022年7月21日(The Cultural Center At Kazimierz Dolny)Anna Ojiro Solo Recital (half)
Scriabin:Waltz As-Dur Op.38
Chopin:Ballade no.1 g-moll Op.23
Schumann:Carnaval ‘Scènes mignonnes sur quatre notes’ Op.9

2022年7月23日(The Cultural Center At Nałęczòw)Anna Ojiro Solo Recital (full)
Chopin:Ballade no.1 g-moll Op.23
Chopin:Sonate no.2 "Marche funèbre" b-moll Op.35
Scriabin:Waltz As-Dur Op.38
Schumann:Carnaval ‘Scènes mignonnes sur quatre notes’ Op.9


2022年7月27日(The Cultural Center At Nałęczòw)Nao Mieno Solo Recital
Chopin:Andante spianato et Grande Polonaise brillante Op.22,
Chopin:Mazurka Op.50
Chopin:Sonata No.2 b-moll Op.35

ソロリサイタルを終えて
コンチェルト

フェスティバル最終日は、室内オーケストラとの共演で、ピアノ協奏曲を演奏しました。

2022年7月29日(The Cultural Center At Nałęczòw)

Chopin:Piano Concerto No.2 Nao Mieno
Chopin Piano Concerto No.1 Anna Ojiro
コンチェルト集合写真
表彰写真

市長より、主宰のブジョゾフスキー夫妻への表彰も行われました。

International Piano Festival SUMMER IN CHOPIN'S HOMELAND
プロフィール
尾城杏奈
東京藝術大学音楽学部および同大学院修士課程卒業。2020年ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞受賞。全日本学生音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。EUREGIO PIANO AWARD(ドイツ)にてディプロマ賞を受賞。野島稔・よこすかピアノコンクール第3位。マルタ国際ピアノコンクールJapan Piano Open第2位。これまでに、トルン交響楽団(ポーランド)、高関健指揮藝大フィルハーモニア管弦楽団、岩村力指揮東京交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、藤岡幸夫指揮・関西フィルハーモニー管弦楽団、大友直人指揮群馬交響楽団と共演。CD「高崎芸術劇場T-shotシリーズvol.4」「スクリャービン・ピアノ・ソナタ全集 Vol.1」をリリース。青山音楽財団、宗次エンジェル基金、ロームミュージックファンデーション各奨学生。北鎌倉女子学園、東京藝術大学附属音楽高校を経て東京藝術大学・同大学大学院修了。在学時に藝大クラヴィーア賞、卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞、藝大クラヴィーア賞を受賞。これまでに東誠三、日比谷友妃子の各氏、フォルテピアノを小倉貴久子、室内楽を江口玲、津田裕也、玉井菜採、大野かおるの各氏に、現在、ブルーノ・リグット氏に師事。
三重野奈緒)
兵庫県宝塚市出身。ショパン国際ピアノコンクールinASIA中学生部門アジア大会銀賞、高校生部門アジア大会金賞、コンチェルトC部門アジア大会銀賞、派遣部門ファイナリスト。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会G級銅賞、特級銀賞。第17回ショパン国際ピアノコンクールディプロマ取得。せんがわピアノオーディション最優秀賞。ポーランド夏季国際ピアノフェスティバルやワルシャワ・ワジェンキ公園で開催されるショパンコンサート等でソロリサイタルを行う。日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、ルトスワフスキ室内楽団、ナミスワフスキ交響楽団(ポーランド最古のオーケストラ)、エルブロンク室内管弦楽団、兵庫県立西宮高等学校音楽科オーケストラ、西宮交響楽団等と共演。これまでにピアノを福尾文子、田中修二、坂井千春、池田寿美子、有森博、Bronislawa Kawallaの各氏に、作曲を長谷川京子氏に師事。2013年、2014年度ヤマハ音楽支援制度奨学生。兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業、同大学院修士課程を修了。ポーランド・ワルシャワのショパン音楽大学修士号取得。現在は関西を中心に日本国内外で演奏・指導活動を行っている。
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株式会社三菱UFJ銀行様のご支援を受けて開催しました。

  • 当初予定されていた野村友里愛さんに代わり、三重野奈緒さんが参加しました
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