開催レポート:ごほうびクラシック第4回ピアノオールスターズ
会場:第一生命ホール
出演:山縣 美季(p)山﨑 亮汰(p)片山 柊(p)尾崎 未空(p)
主催:認定NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク
協力:一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
協賛:アフラック生命保険株式会社
助成:ARTS for the future! 2
協力:YMCメディカルトレーナーズスクール
写真提供:トリトン・アーツ・ネットワーク・撮影:(c)池上直哉
今年最後の「ごほうびクラシック」シリーズ第4回(トリトン・アーツ・ネットワーク主催)が第一生命ホールにて開催されました。当日のレポートをお届けします。
第一生命ホールで、才能あふれる4人のピアニストたちが素晴らしい演奏を披露しました。山縣美季さんは、2020当時を彷彿とさせる白のドレスで登場、さらに洗練された「ショパン:アンダンテスピアナーと華麗な大ポロネーズ」で魅了しました。続く山﨑亮汰さんは推進力にあふれ、かつ考え抜かれた「リスト:メフィストワルツ第1番」で圧巻の演奏。
熱気冷めやらぬ中、片山さんの清冽な音で空気が一変。幾重にも織りなすハーモニーと多彩な音色で「ドビュッシー:版画」の世界を描きました。これだけの才能が集うと、もはや国際コンクールのような「ごほうびクラシック」!最後に登場した尾崎未空さんは「ラヴェル:ラ・ヴァルス」を演奏。明確なイメージと構造を持った演奏で最後を飾りました。
後半は、なごやかな雰囲気で特別企画を進行。司会の飯田有抄より「今年の1曲」が発表されました。
- Official髭男dism:ミックスナッツ
- ショパン:ピアノ協奏曲 第1番
片山さんは「ミックスナッツ」を演奏。ホールの響をイメージして編曲した作品は、ユーモアあふれる温かい内容となっていました。続く山縣さんは「ショパン:ピアノ協奏曲第1番第2楽章」の世界に観客を誘います。こちらもピアノ協奏曲のソロ版にさらに自身がオーケストラの音を加え、美しい世界を描き出しました。最後は、当夜の来場者のリクエスト曲から2曲が披露されました。尾崎さんは心に染み入る「セレナ―デ(シューベルト=リスト)」を、山﨑さんの圧巻の「マゼッパ(リスト)」で締めくくりました。最後はカーテンコールの拍手に包まれて4名が登場、公演の幕を閉じました。
「今年の1曲」「リクエスト曲」は、トリトン・アーツ・ネットワークのYouTubeチャンネルにてプレミア公開いたします。