開催レポ:キャッチシリーズ~森本隼太ピアノリサイタル

日程:2021年11月6日(土)
会場:兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
出演:森本隼太(ピアノ)

撮影:飯島隆 提供:兵庫県立芸術文化センター

11月6日(土)兵庫県立芸術文化センター主催「キャッチシリーズ 森本隼太ピアノリサイタル~魔王」が開催されました。若干16歳での芸術文化センター大ホールデビューは、昨年コロナ禍で1年延期をして開催されました。

  • J.S.バッハ:パルティータ第4番 ニ長調 BWV828
  • デュティユー:ピアノ・ソナタより 第3楽章 「コラールと変奏」
  • ファリャ:ベティカ幻想曲
  • ラヴェル:組曲『鏡』より 「悲しい鳥たち」「道化師の朝の歌」
  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101
  • フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調
  • リスト編曲:魔王(シューベルト)
  • ※アンコール
  • ショパン:ワルツ op.34-1
  • ラヴェル:組曲『鏡』より「鐘の谷」

本来であれば昨年の6月に開催予定であった、このリサイタル。 始まる前からホールいっぱいに期待感が溢れていました。
その期待を上回る、全編が夢の中にいるような、物語のような2時間。 天性のリズム感、ダイナミックで、どんなに強く弾いても濁らない音。 なめらかで、丁寧に紡がれる旋律は16歳とは思えない風格を感じさせるものでした。

森本さんも終演後、舞台袖に帰ってくるなり「緊張したけど、楽しかった~!」と第一声。
「今日のコンサートは、マイナーな選曲だったけれど、今、自分が出来る、最大限のことを頑張った。今日のお客様は、僕が伝えたいことをわかってくれる方々だった。本当に気持ちよく弾けた。」
これからまだまだ伸びていく大きな可能性を感じさせる演奏でした。

レポート◎兵庫県立芸術文化センター

森本隼太さんコメント
森本隼太さん

演奏会のご感想を教えてください

たくさんの方にお越しいただけて感謝の気持ちでいっぱいです。
今回のリサイタルでは、バッハのパルティータからベートーヴェンの後期ソナタ、フランクの前奏曲、コラールとフーガまで、僕が愛する音楽を中心に、ラヴェルの道化師の朝の歌、シューベルトの魔王など鮮やかで感情の変化が激しい小曲を交えたプログラムにしました。 僕が日々音楽から得ている感動を皆さんと共有できるように精一杯演奏しました。兵庫県立芸術文化センターKOBELCOホールで奏でられる音色は、まるで会場全体が一つのベールに包まれているような親密感と繊細な変化までをも捉えてくれる素敵な空間が作り出され、演奏している時は本当に幸せでした。

これからの活動は?

音楽をさらに深く追求していきたいと思います。音楽の感じ方、聴き方、演奏の仕方は無限の可能性があると心底感じていて、常に新しい視点を探しながら勉強しています。僕が大好きな室内楽の作品、そして、今非常に興味があるブラームスをはじめ様々な作曲家の作品と向き合っていきたいです。イタリアでも文化の魅力に触れながら、演奏家として積極的に活動していきたいです。

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