実施レポ:シンフォニーブランチVol.1関本昌平 平日11時、音楽で満喫!
開幕コンサートのトップバッター、関本昌平さんに続き、プレセミナー講師としてサプライズ出演の後藤正孝さんも楽屋入り。
シンフォニー・ブランチのお楽しみ"早起きは三文の得?"
コンサートに先立って行われる「プレセミナー」のお客様が、楽屋口に続々と集合。出演者が出番を待つバックステージの楽屋で、限定50名で実施。
講師は第2回に登場する後藤正孝さん!自身「初」となるセミナーは、素朴な語り口とお客様の温かいサポートで大いに盛り上がり、ショパンとリストについて、コンクールや演奏家のエピソードなど興味深いお話が満載でした。
いよいよ開場。たくさんの方々が入場されています。
プレセミナー参加者もステージ裏からロビーへ。開演に向けて会場の熱気が高まります。
コンサート開演。関本昌平さんが登場!
朝11時に"英雄ポロネーズ"が会場いっぱいに響き渡りました。華々しいスタートとともに、小犬のワルツ、スケルツォ2番など珠玉の作品が彩り鮮やかに奏でられました。
左から:八代恵子先生、河越敦子先生、告野雅子先生
休憩タイムには、ロビーのあちこちでピティナ会員の先生にお会いします。
告野雅子先生(コメント)
丸田依未先生(コメント)
今野万実先生(コメント)
後半のコンサートは、ショパンの24の前奏曲、全曲演奏。一つ一つ、大切な日記のように、音楽で紡いでいきます。
拍手鳴りやまず、アンコールには、ショパンのノクターン作品27-2の美しい調べが贈られました。
これで終了・・・と思いきや、会場のお客さんに次回予告のサプライズ。
客席に次回出演の後藤正孝さんがいらして、舞台で二人のミニトーク。なんと、二人が「話をする」のはこの舞台上が初めてだったとのこと。客席の笑いをとる(?)見事なトークでした!
コンサート終了。「次回また同じ会場でお会いしましょう!」
しかしまだまだ続く、シンフォニー・ブランチ お楽しみ第2弾。
アフター・パーティー
於:ロビー2Fのシンフォニーカフェ
今回は、25名が参加しました。関本・後藤両人による乾杯のあと皆さんで歓談しました。
早起きをして、プレセミナーとセットもよし、アフターパーティーでゆっくりして帰るもよし、はたまた近隣の素敵なレストランで仲間たちとのランチもよし、思い思いの時間を楽しんでいただけたことと思います。
それでも、まだ13:00!
忙しいピアノの先生方は、これからも十分、レッスンに間に合います!
平日のお昼のコンサートは以前からあったらいいなと思う企画でした。午後からがレッスンとなるピアノの先生はもちろん、夜には外出しにくい主婦、最も大きなコンサート来場数を占めるリタイヤ組にとっても、便利で嬉しいコンサートです。
大阪で絶大な人気を博する関本昌平さんのショパンは、前半は彼が小中学生の頃からの十八番である英雄ポロネーズ、スケルツォ等の変わらぬ颯爽とした演奏で、あっという間に時が過ぎました。また後半のプレリュードは、ショパンコンクール以降「ショパンに少し飽きちゃって」と、はにかみながらお話しされた関本さんの新しい世界を展開されていて、大変感動しました。
コンサート前のプレセミナーでは、第二回のピアニストの後藤正孝さんが講師というサプライズ! ホールの楽屋という限られたスペースで、ほとんど膝を突き合わせんばかりの距離感で語られたショパンとリストのエピソードの数々、貴重で新鮮な時間でした。
朝早く家を出ないといけませんが、次も参加したいと思います。
ブランチコンサート開催おめでとうございます。華やかなショパン集での幕開けとなりました。関本昌平さんのトークで始まったのが、会場全体が和み一体化されたようにコンサートの幕開けとなりました。
透き通った音色で、まさしく会場を関本昌平さん色に染めたように思います。
1部最後の曲は、関本さんの得意曲であるスケルツォ...もしくは関本さんのために書かれた曲ではないかと感じた演奏で、スケルツォの良さを引き出され感動しました。余裕も感じました。
プレリュードは、1曲1曲の特徴を瞬時に切り替え演奏される集中力に、益々の演奏への期待が高まり、今後の演奏もぜひ聴きたいと思っています。
何年経っても、年齢に応じた演奏に期待し、聴き続けたいピアニストの一人です。
また、ブランチコンサート開催を企画なさったことに、感謝申し上げます。
今後の益々のご発展を心より御祝い申し上げます。
コンサートは、午前中ということで生徒には勧められませんでしたが、支部の先生にコンサートをオススメする際に、「帰りにランチをご一緒しましょう」とお声がけしておいたので、数名の先生方と帰りにランチに行き交流を深めることもでき、よかったです。
一音目から身体に衝撃が走る、そして全ての音を聞き漏らしたくない!そんなコンサートでした ピーンと張り詰めた空気の中をどこまでも響きわたるPPから会場全体に鳴り響くffまで、音色が多彩で、酔いしれてしまいました。
一緒に行った友人の先生方も皆さん口々に「行ってよかった!」と。
このブランチコンサートの時間帯だと余裕で夕方のレッスンに間に合うので、日頃聴きたい演奏会があってもなかなか平日には足を運びにくい私達には素晴らしい企画だと思いました。
帰り際に全員で次回も是非!と早速申し込みさせていただいた程です。
素敵な企画をありがとうございました!
11月20日、ピティナ主催、ザ・シンフォニーホール(大阪)でのブランチコンサートの一番手、関本昌平の11時開演に間に合うよう、朝6時過ぎに家を出て駆けつけました。たくさんのお客様にお越しいただき、大成功でした。
ご両親と恩師が集う。。
この企画は、ピティナのグランプリや活躍中の若い会員たちの祭典のような催しもので、シンフォニーホールの方々にとっても11時開演は珍しく、とても気合を入れて取り組んでくださっているようで有難いことです。
今から15年位前、稲垣千賀子先生に連れられて、私の家の玄関先にヌーっと立った中1か中2の昌平君は、「コンニチワ」「サヨーナラ」しか言えないシャイな男の子でした。それがまぁ、実に、お話も、腕前も、立派な大人に成長してくれたこと!今回の久しぶりのオールショパン・コンサート。迫力も音楽の中身も、大いに楽しみました。わざわざ、大阪まで行った甲斐がありました。
ツィメルマン氏のレクチャーのモデル生徒として(2006年)
9年前のショパンコンクールでは、予選から全部付き添い、彼とワルシャワに約1ヶ月滞在しました。ホテルと練習室と、有名なフィルハーモニーホールの間を、1日に何回往復したことか。他のコンテスタントが1日中練習室に閉じこもって練習にあけくれていたところ、昌平君は、他の人たちの演奏を聞くことにも熱心でした。余裕というか、自信もあったのでしょうか。その彼が、今回の久しぶりのオールショパン、しかも、大ホールでのリサイタルには、猛烈に緊張したそうで、「前の晩は、眠れなかったほどでした」との告白。
関本昌平という才能にめぐり合えた私はラッキーでしたが、師匠というものは、有望な生徒には、いつまでも先生ぶりたいものです。あえて感じたことをふたつみっつと、彼に伝えました。私が彼にもっとも伝えたいことは、若いうちにしかできない体力の必要な大曲を勉強すること。また、彼は教えるのがとても上手ですから、それが災い(?)してか、たくさんの生徒さんが殺到するようで、喜ばしいことでもありますが、心配の種でもあり...、贅沢な悩みでしょうか。コンクールで賞を取った後の精進は、取る前よりもさらに難しいものです。芯が強い彼のこと、これからも努力を続け、良い演奏を聞かせ続けてほしいと願ってやみません。
昌平君が高校から桐朋に来て以来、必要な時には、毎日レッスンに励んだ頃が懐かしく思い出され、新幹線の窓から夕日に輝く美しい景色を眺めつつ、それはそれは幸せな日帰りの旅でした。