福山シャインローズステーション主催:カンタービレコンサート(6/29)

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「生徒が足を運びたくなるようなコンサートを、指導者の手でできないか?」と、ステーションメンバーが知恵を寄せ合い企画されるコンサートが増えてきている。福山シャインローズステーションでは、レッスンでの子どもたちの興味や反応、保護者の声から、8名のステーションの先生方が立ち上がった。子どもが大好きな"のだめカンタービレ"の曲を、指導者ならではの子どもを楽しませるサプライズを随所に散りばめたコンサートができあがった。ステーションのレポートをご紹介。

コンサートレポート
心置きなく生徒を連れていけるコンサートはないかしら...
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以前から、音響の良いホールで臨場感溢れる生の音を皮膚で感じ、空気の振動を身体で感じて欲しい、と生徒のお母様方にコンサートのお誘いをするのですが、「子供と一緒に行くと疲れるんですよね~。コンサートが始まるや否やゴソゴソが始まり、そうで無かったらグーグー居眠りでしょ。周りの方にご迷惑にならない様に注意していると、もう疲れて疲れて音楽を聴くどころじゃ無いんです。」・・・これではお誘いするのもお気の毒!

そんなわけで以前より、「堅苦しくなく会場の皆様と楽しめる楽しいコンサートが出来ないかな・・・」と思っている矢先、私のト音記号のトートバッグを見つけ駆け寄っては生徒達が「あ!のだめカンタービレ!」と嬉しそうに声をかけてくれます。「のだめカンタービレ?それなーに?」「先生知らないの?面白いのに!」となかなかレッスンが始まらない始末。そんな話を先生方とお話していると「コミック全巻揃えてるわ!」とか「マングースが可愛いの。ピンクの鍵盤ハーモニカ持ってるのよ!」とか、驚いたことに熱烈なファンの先生方が結構いらしたのです。

自分たちで作ってみよう!
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「ねぇねぇ、のだめカンタービレコンサートをやらない!とにかく面白くして楽しんで頂きましょうよ!」と、この指とまれ~であっという間に出演者は決まりました。1年後なんていっていたらブームが終わってしまう、「旬の内に」と、PTNAコンペティション福山予選が終わった頃に決まりました。福山予選が6月15・16日で6月29日がコンサートとは確かに無謀で、「コ、コ、コンペが・・・」と言いながらも皆様ついてきてくださいました。有り難う御座います!タイトルも"のだめカンタービレ"にかけて「カンタービレCONCERT」に決定、お抱えイラストレータがそれらしいイラストを描いてくださって「これってのだめ?」となんとなく分かるチラシが出来上がりました。

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後はどうやって楽しんでもらえるサプライズを用意するかですが、わいわい言いながら知恵の出し合いです。「誰かにマングースの着ぐるみ着せましょうよ!」お決まりのように若い男性二人に決定。「最後に着ぐるみだったので一人だけ顔を出せなかったのは残念でした。」...本当にごめんなさい。次回はお顔を出させて上げましょうね。

自分たちで作ってみよう!

ストラヴィンスキーの「ロシアの踊り」では、♪チャンチャカチャカチャカ~と今日のお料理挿入の落合浩美バージョンを披露。『ピアノで遊ぼう!』コーナーでは、ネコふんじゃった・1本指のワルツ(バターつきパン)・モーツアルトメドレーを連弾で4人でぐるぐる回すサークル連弾等でお馴染みの曲をたっぷりご披露いたしました。ネコふんじゃったでは100円ショップでネコ耳カチューシャを調達し、にゃんこに成りきって曲の終わりにグリッサンドで「ニャオーン~」。

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1部の最後には、三谷知子先生が「皆様に嬉しいお知らせでーす。プログラムの裏表紙をご覧下さい。シャインローズステーションステップの所にキティちゃんシールの貼って有る方は手をお挙げ下さい。(ここで来年のシャインローズステップの宣伝をしておくあたり抜け目無い)おめでとう御座います。ここにありますキティちゃんをプレゼントさせていただきます。」と発表。大いに盛り上がりました。

モーツァルトの「2台のピアノの為のソナタ」には始めの2小節で間違えるバージョンのパフォーマンスを入れたり、ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」では2台ピアノの演奏に、プログラムに載せていなかったトランペットが突然登場し、2台のピアノとトランペットとのアンサンブルに...と、あらゆる所にサプライズを用意いたしました。

生徒の反応は...
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こんな努力の甲斐あってか、ことのほか皆様に喜んで頂けたようです。「こんな楽しいコンサート初めて!」「好きな曲ばかりで嬉しかった!」「葉加瀬太郎のコンサートに匹敵するほど面白かった」とちょっと褒めすぎの嬉しい反応でした。「色々ドレスが楽しめた。」・・・有り難う、ドレスの色も工夫したんですよ!「タイムリーな企画が良かった」・・・本当にタイムリーだったのでしょうね。信じられないことに外売りチケットが50枚も出たのには驚きました。315席の会場で240名の方が足を運んでくださって温かい雰囲気を作ってくださいました。

「今日の料理」や「ねこふんじゃった」では会場の皆様が拍手の合いの手を入れてくださって、それもpに成ると自然に止めて又fに成ると拍手復活と、まるでリハーサルが有ったかのように間の良い拍手に感動いたしました。次回はもっとレヴェルアップいたしますのでご期待下さい。

PTNA福山シャインローズステーション代表 羽原久美子)
ステーションのHP

コンサート情報
「福山シャインローズステーション カンタービレコンサート」
日程 2007年6月29日(金)
会場 リーデンローズ小ホール(福山・広島)
出演 落合浩美、小林絵里、高橋元子、三谷知子、村上瑞枝、村上祐介、羽原久美子、渡邊丈倫(ピアノ)
プログラム エルガー:愛の挨拶(チェロ)
モーツァルト:トルコ行進曲(ピアノ)
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」より 白鳥(チェロ)
ショパン:華麗なる大円舞曲(ピアノ)
児童との共演
つばさをください(うた)
ラバースコンチェルト(リコーダー)
主催 PTNA福山シャインローズステーション
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