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シューベルト時代のピアノ "マテウス•アンドレアス•シュタイン"で聴くピアノ五重奏「ます」
日時
2015年11月3日(火)
開演:05:00(開場:04:30)
料金
一般 : 2000円、サラマンカメイト : 1800円、学生(30歳まで): 1000円
プログラム
F.シューベルト: ヴァイオリンとピアノのためのロンド ロ短調 作品70 D.895
F.シューベルト:ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 作品99 D.898より第2楽章
F.シューベルト: アダージョとロンド•コンチェルタンテ ヘ長調 D.487
F.シューベルト: ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 D.667「ます」
メッセージ
1819年夏—シューベルトは友人で歌手のフォーグルに誘われて北オーストリアのシュタイヤー地方に休暇に出かけた。
緑美しい山々、青く澄んだ湖、自然豊かなその地でシューベルトは気の合う仲間とともに心ゆくまで音楽を楽しみ、幸せなひとときを過ごしていた。
このシューベルトと音楽仲間との私的な集まりはやがて「シューベルティアーデ」と呼ばれ、彼らの交流のうちに《魔王》や《冬の旅》など数々の傑作が生まれていくことになる。ピアノ五重奏「ます」もまた、シュタイヤーでの休暇中に出会った、鉱山技師でアマチュアのチェロ奏者のパウムガウトナーが、シューベルトの歌曲「ます」の旋律を主題に、当時人気を博していた作曲家フンメルのピアノ五重奏と同じ楽器編成で作曲するように依頼したことがきっかけとなって作曲されている。
その他《ヴァイオリンとピアノのためのロンド D.895》、《ピアノ三重奏曲 D.898》、《アダージョとコンチェルタンテ D.487》も同様に仲間と音楽を楽しむために作曲された作品で、親しみやすい旋律に彩られ、音楽を共有する喜びに溢れた作品である。
また本公演で使用するマテウス•アンドレアス•シュタインはまさにシューベルトの生きていた時代のウィーンで製作された銘器で、その多彩で豊穣な音色は、聴くものの心を優しく包み込むことであろう。
200年の時を経て、デンハーグピアノ五重奏団による「シューベルティアーデ」が幕を開ける―。
問合せ
ふれあい福寿会館サービスセンター : 058-277-1110
主催者
デンハーグピアノ五重奏団/サラマンカホール(共催)