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浦山純子ピアノリサイタルシリーズ「ショパン&ラフマニノフの世界」Vol.1≪飛翔≫
日時
2014年6月15日(日)
開演:05:00(開場:04:30)
料金
4000円
メッセージ
新たなピアノリサイタルシリーズ【ショパン&ラフマニノフの世界】の第1回公演を、2014年6月15日(日)14時より浜離宮朝日ホールにて開催いたします。

永遠の愛を求め、情熱を叙情的に歌い上げたショパン・・・
雄大なロマンに溢れ、ダイナミックな色彩のラフマニノフ・・・
彼らは私を一番自然に、そして自由にしてくれる作曲家です。

ショパンとは、ポーランド国立ワルシャワショパン音楽院にて学び、ラジヴィーウ国際ピアノコンクール(ポーランド)優勝および最優秀ショパン賞をいただいたほか、私の演奏家人生に常に寄り添い、励みとなってきた深い関係を持ちます。

一方ラフマニノフとは、彼の大親友ピアニストのゴリデンヴェイゼル(ラフマニノフは彼に「ピアノ組曲第2番」を献呈、共にリスト直系ジロティに学ぶ)の孫弟子として、ロシアピアニズムに大きな影響を受けて研鑽を積んできました。

今回は、実は結びつけて語られることの少ない2人の作曲家を“望郷の思い”というキーワードから焦点を当て、その人生を辿るかたちで全4回のリサイタル・シリーズを構成しました。

どちらの作曲家も若くして才能を開花させ、故郷を出て異国の地で創作に励みますが、のちに戦争や病に阻まれ、望郷の思いを持ちながらも叶わず、その郷愁を作品に書き残して亡くなっていきました。

私も11年の海外生活をしてきただけでなく、東日本大震災によって生まれ故郷の福島、そして育った地である仙台の変わり果てた景色を目の当たりにした経験から、特に「郷愁」という感情に深い共感を覚え、私自身のピアニスト人生のひとつの包括とすべく本シリーズを企画しました。

シリーズは、青年期<飛翔>、壮年期<憧憬>、円熟期<豊饒>、晩年期<郷愁>と、全4回にわたって2人の人生を追いかけます。

第1回の今回は、2人の作曲家がまだそれぞれの生まれた地~ショパンはポーランド、ラフマニノフはロシア~にて、若くしてその作曲家としての頭角を表し始めた、青年期の名作に焦点を当てます。特に、NHK交響楽団メンバーによる弦楽四重奏とのショパン:ピアノ協奏曲第1番では、同窓先輩後輩との共演に胸躍ります。

そして、本曲オーケストラ版を収録したCD≪コンチェルト≫(山下一史氏 指揮/ 仙台フィルハーモニー管弦楽団)が、ソニー・ミュージックダイレクトよりリリースされます。 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番との豪華なカップリングで、会場では特別先行販売も予定されておりますので、ぜひ併せてご注目いただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
問合せ
03-3264-0244
主催者
株式会社1002