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ローゼンブラット+コンテンポラリーvol.3 ~機械仕掛けのマトリョーシカ~
日時
2014年8月30日(土)
開演:04:00(開場:03:30)
2014年8月30日(土)
開演:09:00(開場:08:30)
会場
ムジカーザ@代々木上原
料金
4000円(1ドリンク付き)
プログラム
ローゼンブラット作曲
「リスト・ファンタジー」
「パガニーニの主題による変奏曲」
「日本の歌によるファンタジー」
ほか。
メッセージ
さあさ、お立ち会い 

御用とお急ぎでない方は、ゆっくりと聴いておいで、観ておいで。
遠目山越し笠のうち、聴かざる時は物の出方善悪黒白がとんと判らない。
代々木上原のムジカーザは、ごうごうと鳴るといえども、
ピアニストが来たってピアノに楽譜をあてざえば、
スタインウェイが鳴るやらベーゼンドルファーが鳴るやら、
とんとその音色が判らぬが道理。

だがお立ち会い、手前ども持ちいだしたるプログラムには、
超絶技巧な曲の数々。難しい曲は数多ありと言えども、
ロシアにてはローゼンブラット、日本には山本裕之、
アメリカはジョン・ケージ。カナダのアムランにいたっては、
機械が演奏するために書かれた代物だお立ち会い。

だがしかし、投げ銭や放り銭はお断りだ。
手前ども、大道に未熟な渡世をいたすといえども、
投げ銭や放り銭はもらわないよ。

ならば、何をもらうかと言えば、お立ち会いの笑顔。
それだけを頂戴するため、
他では聴けないローゼンブラットの愛の曲と、
新しいことに常に挑戦。採算は度外視、
赤字覚悟の贅沢なコンサートを毎回開き、
本物の芸術と心の滋養を叩き売りするのが生業だ。

これを名付けて御意見無用の異端児集団
ミュージカリスランド歌劇団だ、お立ち会い。

さあ、一枚の紙が二枚に切れる。二枚が四枚、
四枚が八枚、八枚が十六枚、十六枚が三十二枚。
プログレッシブでアングラな、オルタナティブ系クラシックの
我らが刷ったチケットはソールドアウト。
ふっと散らせば、 春は三月落花の形、
比良の暮雪は雪降りの形だ、お立ち会い。

さあ、これが本当のエンターテインメントだ、
聴いておいで、観ておいで。
主催者
加藤麗子