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パリ国立高等音楽院イヴ・アンリ教授レクチャーコンサート『ピアノの技術的進化と19世紀のピアノ作品との関係性』
日時
2013年10月27日(日)
開演:05:30(開場:05:00)
料金
一般2,000円
プログラム
「ピアノの技術的進化と19世紀のピアノ作品との関係性~シューベルト、ショパン、シューマン、リスト、ラフマニノフ、ドビュッシー、ラヴェルの作品より~」

1) 19世紀初頭:精緻なメカニックのウィーン式ピアノの黄金時代
フランツ・シューベルト:「サロン向きの楽器であるピアノ」
即興曲op.90 (1827)
楽興の時D.823 (1823-1828)
ロベルト・シューマン:「ピアノの詩的かつ多声的なビジョン」
幻想小曲集op.12 (1832)

2) 1830年から1850年フランスの代表する2大ピアノメーカー・プレイエル
およびエラールの出現
フレデリック・ショパン:「楽器の残響現象と洗練された響き」
ノクターン遺作嬰ハ短調(1830)
子守唄op.57 (1843/44)
フランツ・リスト:「普遍的(または全世界的)な楽器としてのピアノ」
献呈(シューマン作曲(1840)リスト編曲(1848))

3) 19世紀後半:スタンウェイおよびベヒシュタイン、コンサートの現代のピアノ
フランツ・リスト:「超絶技巧を表現する楽器としてのピアノ」
リゴレットパラフレーズ(1855/59)
セルゲイ・ラフマニノフ:「音色が多彩なピアノ曲 (ショパンのような)」
前奏曲op.32 No.5ト長調« Moderato »
超絶技巧的なピアノ曲 (リストのような)
前奏曲op.23 No.2変ロ長調« Maestoso »
クロード・ドビュッシー:「オーケストラと音色」
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(コンサートバージョン)
モーリス・ラヴェル:「最高潮:オーケストラをピアノへ」
ラ・ヴァルス(イヴ・アンリ編曲コンサートバージョン
メッセージ
上記テーマによるイヴ・アンリ教授のレクチャーコンサートを聴くことができるだけでなく、
質の高い公開レッスンを行います。

≪イヴ・アンリ教授プロフィール≫
1959年フランスのエブルー(フランス北西部)生まれ。13歳の誕生日にはベルリンフィルハーモニーにて、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏するなど、神童ぶりを発揮する。故ピエール・サンカン氏、アルド・チッコリーニ氏のもとで研鑚を積み、ツウィッカウのシューマン国際コンクール第1位を含む多くの国際コンクールにて賞を得る。現在、パリ国立高等音楽院とパリ州立音楽院で教鞭をとり、ノアン・ショパンフェスティバル会長を務める。
またアメリカ、日本および中国にマスタークラスや大学でのコンサートに定期的に招聘されている。2010年3月には日本ピアノ教育連盟研究大会の講師を務め、名誉会員となり、同年フランス文部省より「芸術と学問 騎士勲章」、またフランスのショパンイヤーの貢献をたたえて、ポーランドのグローリア・アルティスを授与された。
問合せ
087-866-5757
主催者
有限会社たかまつ楽器