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ラ・フォル・ジュルネ東京2024丸の内エリアコンサート 「わが故郷~歌曲とアリアで紡ぐ作曲家たちの起源」

日時
2024年5月5日(日)
開演:17:30
料金
観覧無料
プログラム
ムソルグスキー:おまえはどこだ、小さな星よ
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」より 心は深く悲しんでいる
ムソルグスキー:「死の歌と踊り」より トレパーク 
平井康三郎:ふるさとの
滝 廉太郎:荒城の月
ベートーヴェン:「さまざまな民族の歌曲集」より 14番 ロシアの歌、16番 コザックの歌
武満 徹:うたうだけ
武満徹:翼
ロッシーニ:亡命者
メッセージ
◆ヴィタリ・ユシュマノフ
「ORIGINES(オリジン) --- すべてはここからはじまった」に合わせて曲目を選びました。ロシア居住の各民族の「オリジナル」な文化をベースに新しい音楽を作ることを目標として活動していたロシア五人組の中で、特にムソルグスキーは古代ロシア風のメロディやハーモニーなどを多く使いました。「おまえはどこだ、小さな星よ」はロシア民謡のように作られた曲ですし、「死の歌と踊り」は「トレパーク」というスラヴ系の踊りをイメージして書かれました。また、オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」は古代ロシアの歴史から生まれ、ストーリーだけではなく、音楽的にも古代ロシアとの繋がりを感じられるところが多いです。
 どの国でも、民謡など、その国の文化を象徴する独自の音楽を持っています。地理的にも近いヨーロッパの国々も、その音楽的な特徴でそれぞれの国の雰囲気を作り出すことができます。ベートーヴェンはそのことを使って「さまざまな民族の歌曲集」を書きました。今回は、その中から私自身の「オリジン」に一番近い「ロシアの歌」「コザックの歌」の2曲を選びました。
 プログラムに入れた日本の歌4曲では、瀧廉太郎から武満徹までの日本歌曲の進化/エボリューション/も感じてもらえるでしょう。
 「歴史」、「文化」、「音楽」のような大きいスケールのことだけではなく、人間は一人一人「オリジン」を持っています。「ふるさと」といいます。それに合わせて平井康三郎の「ふるさとの」とロッシーニの「亡命者」を選びました。
主催者
三菱地所株式会社