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Parfum du Futur vol.23 「エラールの旅第3回」
日時
2023年5月20日(土)
開演:05:00(開場:04:30)
料金
一般4000円、学生2500円
プログラム
鷹羽弘晃:マリー・アントワネットの音楽箱 (2004)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」 (1803-04)
リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲集 S.140 より「ラ・カンパネラ」(1838)
糀場富美子:「白のエピソード」(2019飯野明日香委嘱作品)
西村朗:極楽鳥たちへの3つのエチュード(委嘱作品・世界初演)I 歌 II 姿 III 踊り
ラヴェル:鏡 より「悲しき鳥」「道化師の朝の歌」(1905)一柳慧:左手のピアノのためのファンタジア
メッセージ
2019年、2021年と開催してきました、サントリーホール所蔵の1876年製のエラールピアノを使った全3回企画の最終回です。過去の2回では、第1回:エラールが生まれた時代のフランスの作品からメシアンまで、戦後日本に渡ってきた楽器の旅を辿るべく、糀場富美子氏への委嘱作品を含めた邦人作品や、第2回:エラールの可能性を発展させるため現代の響き(ベルクやミュライユなど)と共に、新実徳英氏に尺八との作品を委嘱し、共に多くの好意的なご意見をいただきました。最終回の今回は「エラールという楽器」を副題に、1777年−1960年まで約200年という長きに渡り楽器を制作し、マリー・アントワネットのための「トランスポージングピアノ」、連打を可能にした「ダブルエスケープメント」の発明など、新しい作品を生み出す一つの原動力となったエラール・ピアノの奇跡辿ります。同時に音楽の歴史、社会と音楽や楽器のあり方も知って貰えますよう青島広志氏にナビゲーターをお願いしました。歴史的楽器=過去の楽器ではなく、現代そして未来へ豊かな音楽を届け続けてくれる楽器であることを明らかにすべく、西村朗氏への委嘱作品や21世紀の作品も予定しています。是非ご期待下さい!
問合せ
アーティフィニティ 03-6780-2299
主催者
飯野明日香