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「まなざし」日本フィンランド修好100周年演奏会
日時
2019年12月6日(金)
開演:10:00(開場:09:30)
料金
3.000円
プログラム
山田耕筰:「聖福 1」 「聖福 2」 (1917)
シベリウス:「ロマンティックな情景 作品101-5」(1924)
湯山昭:「マシーナリィ ・エイジ」(1970年頃)
エイナル・エングルンド:「ソナチネ」(1966)
矢代秋雄:「夜曲」(1947)、「『吉田御殿』より荒武者の踊り」(1949)
ヨーナス・コッコネン:「『5つのバガテル』より第2曲「間奏曲」、第5曲「樹々」」(1969)
溝上日出夫:「野の歌Ⅰ」(連弾)(1975/89)
ヴェスマン:「マッティとマイヤ」(連弾)(1986)
― 休 憩 ―
ハッリ・ヴオリ:神話組曲(1979)

エイノユハニ・ラウタヴァーラ:「ナルキッソス」(2002)
徳山美奈子:「委嘱新作」(連弾)(2019)





メッセージ
本年2019年はフィンランドと日本の修好100周年。本プログラムでは基本的に両国の音楽が対比的に置かれている。それぞれの風土を感じさせる山田耕筰やシベリウスの作品を両国の「シンボル」としつつ、その相違点を聞き比べながら、これまで顧みられることのなかった両者の音楽的類似性や精神的共通性を導き出せるプログラムとした。編成の上でもソロ・連弾という多様な形態を取りながら、演目の最後には気鋭の作曲家である徳山美奈子氏への新作委嘱による連弾曲によって「両国のこれからの音楽的交流と発展」を祝う締めくくりとしている。徳山氏は日本を代表する作曲家でありながら、日本・フィンランド新音楽協会の会員という側面も持っており、本作も「日本の近代から現代における音楽的発展の特徴と、フィンランドのそれが融和した作品を目指した作品を」作曲することを念頭に置いたものとなっている。

出演者:
杉浦菜々子 日本人作品を多く演奏し、ピティナピアノ曲辞典に音源を提供している。2018年CD「山田耕筰作品集」をリリースし、『レコード芸術』誌の《特選盤》に選出される。
https://enc.piano.or.jp/persons/6296

小川至
フィンランド協会所属。フィンランド音楽の研究にあたり、ピティナピアノ曲辞典に解説を提供する他、プログラムノートの執筆を多く手掛けている。
https://enc.piano.or.jp/persons/6941
問合せ
nanakom54@gmail.com
主催者
「まなざし」実行委員会